韓国は新型コロナウイルス感染拡大の抑制で国民に検査を受けるよう強く呼び掛けることで成果を収めてきた。こうした戦略が壁に突き当たっている。長年にわたる性的少数者への偏見だ。 ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)にある同性愛者がよく訪れるナイトクラブで集団感染が発生したのを受け、保健当局は4月24日から5月6日までの間にこれらクラブを訪れた5500人余りの名簿を確保したが、このうち3000人余りと連絡が取れていない。ソウル市長は12日、この日午前時点でクラブに関連する感染件数が101件に増加したと明らかにした。前日は86件だった。