香港で、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって抗議活動が続くなか、1日夜、若者らが議会にあたる立法会に突入しました。警察は催涙弾を放つなどして、強制的に排除しましたが、改正案に対する市民の反発は強く混乱の収束は見通せない状況です。 このうち一部の若者らが、1日夜、議会にあたる立法会の本会議場に突入し、監視カメラを壊したり「行政長官は辞めろ」などと壁に黒いスプレーで書いたりしました。 条例の改正案をめぐる一連の抗議活動で、立法会が占拠される事態に至ったのは今回が初めてです。 また立法会周辺では、大勢の若者たちがバリケードを作って道路を占拠したことから、日本時間の2日午前1時すぎ、大勢の警官隊が出動して催涙弾を放つなどして強制排除に乗り出しました。 立法会やその周辺にいた若者たちはおよそ1時間後に、ほとんど排除されました。 香港政府によりますと、1日の一連の抗議活