三重県桑名市多度町の多度大社で4日、伝統の「上げ馬神事」が行われた。 青年が乗った馬が急な坂を駆け上がり、約2メートルの土壁を乗り越えた回数で1年の農作物の豊凶や景気を占う。汗ばむほどの晴天の中、詰め掛けた約9万人の見物客らが、小気味いい足音を立てて坂を駆け上がる勇壮な姿に歓声を上げたが、壁越えに失敗した馬が逆走し、祭事関係者ら数人が巻き込まれて負傷するハプニングもあった。 16〜21歳の青年6人が2回ずつ計12回挑戦したが、成功は2回だけと例年より少なく、多度大社は「天気がいいと上がりにくいので、その影響かも」と話していた。 上げ馬は南北朝時代が起源とされる神事で、5日の本祭でも行われる。
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