言うまでもなく資本家に対する労働者の抵抗手段として代表的なものはストライキすなわち「働いてやらない」であり、いま問題となっている派遣労働者の契約非更新というケースにおいて彼らは、「今度、好況になっても一切労働力を供給しない」と宣言すべきで、完全無人工場でもない限りある程度の労働力は不可欠であるのだから、不況が過ぎ去った後に生産が立ち行かなくなることを思えば、経営者だって簡単に人を切り捨てることに二の足を踏む筈であるが、この方法には常に尻抜け問題が付き纏い、徹底するのが困難であるところが厄介で、海外の労働者を活用されたりなどしたら一発でOUTであろうし、そもそも労働者を供給しているのは派遣会社であって、労働者が派遣を拒否などしようものなら直ぐに登録を抹消されてしまうであろうことは目に見えており、派遣会社だって資本家なのだから、まずはそっちに対して労働闘争を仕掛けて行かねばならないとかいう話に