ブックマーク / www.shogaku.com (3)

  • 人と動物の政治共同体|スー・ドナルドソン/ ウィル・キムリッカ 著 青木人志/成廣孝 監訳(尚学社)

    内容 従来の動物の権動論や,動物福祉論に基づく動物保護の政治的・理論的な行き詰まりの打開を目指し,「拡張された動物の権利論」に基づく新たな枠組みを示す。 著者たちは従来の動物の権利論で主張されてきた普遍的な基的・消極的権利(~されない権利)に頼りきったアプローチの限界を指摘,人間と動物の混合コミュニティにおける積極的・関係主義的な権利の承認・人間の義務を導出することを試みる。伝統的な道徳的議論から政治理論の領域での議論へとシフトさせ,人間社会や制度とそれぞれの動物との相互作用・相互依存といった多様な関係に着目して,沢山の例証をあげながら伴侶動物を含む家畜動物,野生動物に加え,人間の生活環境を自ら利用している境界動物,それぞれについて政治学的概念を応用し,独創的な「人間と動物の政治共同体(Zoopolis)」の構想を示す。

  • 移住女性と人権 / 佐伯芳子(尚学社)

    内容 書は,国の外国人労働者の受入れ政策と現実の労働現場での狭間で働く移住女性の問題を取り上げる。 日が真の国際世界で平和と人権の具体的イニシアティブをとるためには,人間の生きる糧の部分である労働を中心に据え,移住労働者の生活を垣間見ることにより,問題を考えることが必要であろう。 著者は,フィールドを通して,とりわけフィリピン移住女性に寄り添い,問題を浮き彫りにする。

  • 動物の権利|キャス・R・サンスティン/マーサ・C・ヌスバウム 編 安部圭介/山本龍彦/大林啓吾 監訳(尚学社)

    内容 感情に流されずに,人間と動物の関係について,気の議論をしてみませんか? 人間と人間以外の動物との関係における現在の問題を,動物の権利論を軸として多角的に検討するべく編まれた論文集を, 日での議論の足掛かりとするべく翻訳。原著者は法学(法哲学,憲法,財産法,動物法),哲学,倫理学を中心に, 女性学さらには神経科学の専門家や動物保護運動に関わる弁護士などで,いずれもそれぞれの分野で長年活躍を続けている人物である。 動物に対する法的保護のあり方はことあるごとに日でも取り沙汰されてきたが,アメリカでの議論においてここ30年ホットイシューであり続けた 動物の権利論も少しずつ広がりを見せている。人間の作った法で保護されただけの「動物の福祉」を超えて, さらに人権のようなものが動物にあるとすれば,いったいどういったもので,何が含まれているのか? また,人間に所有される「財産」という今の地位が

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