黒人女性をポルノとして表象し、偏見や差別を拡大させるグーグル検索。アルゴリズムはなぜ人種的・ジェンダー的不平等を再生産し続けるのか。批判的人種理論、フェミニズム理論、ジェンダー研究、情報科学などを横断しながら、テクノロジーの中立性・客観性を問いなおす。 謝辞 はじめに――アルゴリズムの力 第1章 検索する社会 グーグル検索――前景化する人種主義と性差別 検索を理論化する――ブラック・フェミニズム的プロジェクト グーグルの重要性 権力としての検索結果 システムを出し抜く――検索エンジン最適化と検索結果の流用 検索エンジンによる公有財産の囲い込み 検索におけるバイアス 人種・ジェンダー中立的なナラティブに異議を唱える サイバートピアに異議を唱える 第2章 黒人の女の子を検索する 検索結果に責任を負うのは誰か? 検索エンジンにおける「黒人の女の子」のポルノ化はどのように起こるのか 新自由主義的市
2019年に「日本語教育の推進に関する法律」が公布、施行され、日本語教育に関する注目が高まっているが、「日本語は本当に必要なのか」という本質的な問いについて、私たちはどれだけ考えているのだろうか。本書では、大学の英語学位生、理工系留学生、技能実習生、介護士、夜間中学や地域の日本語教育に携わる人々など、様々な現場の葛藤と課題を明らかにし、ことばの学びの意味の重層性を浮き彫りにし、未来のことばの教育の可能性を考えていく。 はじめに 第1章 日本語学習は本当に必要か――多様な現場の葛藤とことばの教育[村田晶子・神吉宇一] 1.日本語を「教える」ことに対する批判的な振り返り 2.時代の変化と日本語を「学ぶ」ことの意味の揺らぎ 3.本書の各章の紹介――現場の人々の自問自答・葛藤・迷い 4.おわりに――未来のことばの教育に向けて 第2章 英語学位生にとっての「日本語」というグレーゾーン――学生たちの4
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