日本原子力学会誌 2018.4 巻頭言 1 � 日本の核軍縮・不拡散及び原子力の 平和的利用についての外交 � 河野太郎 時論 2 � 「心の壁」を超えて� -卒業ソング「群青」のこ と 安全性を格段に高めた原子力発電がエネルギー・環 境の危機を克服し,百年後に再び福島の人々に認めて いただける日が来ることを願う。� �佐藤 清 4 � 不確実性と リ スク-原発推進論に見られる 「カテゴリ ー・ ミ ス」 現在の原子力をめぐる状況は,超えがたい困難に直 面している。それはとりわけ原子力発電の再稼働ない し新設に対する推進論の論理構成が, 「カテゴリー・ ミス」を犯していることに由来している。 � 松原隆一郎 6 � 福島第一原子力発電所事故を通じて� 学んだこ と 中学 1 年の時に一被災者として原発事故に遭遇, 「高 校生線量測定プロジェクト」への参加を通じて,信頼 の大切さを学んだ。