世界各地に離散した推定12万5000人のチベット人亡命者たちは、中国政府により監視され、祖国に残した親族は脅迫の対象になっていることが、人権団体の報告書で明らかになった。英紙ガーディアンが伝えた。 報告書は亡命チベット人が組織する人権団体「チベット人権・民主主義センター(TCHRD)」がまとめたもの。西側の専門家によると、中国政府によるチベット人への弾圧は依然続いており、米国、カナダ、インド、フランス、オーストラリアなどに亡命したチベット人たちを標的にしている実態を初めて調査したものだと評価した。