現代人は 健康 を見直すときがきている ことは多くの人が感じていることです。近年、医学や化学的技術の進歩により、長寿や老化のしくみが少しずつ解明されています。その弊害なのでしょう。「何が体に良くて、何が悪いのか」の答えがどんどん変化し、混乱を招いています。 結局のところ、大事なのは腸内細菌を元気にする生き方です。生き方は、「食べ方」「食べもの」とも言い換えられます。人は、口からものを取り入れ、腸で消化吸収し、大腸で便をつくつて排泄することで、生命を維持しているからです。 腸内細菌を元気にする食べ方や食べものとは、1万年前の私たちの祖先が食べていたようなものです。免疫機能など、私たちの体のしくみは1万年前から何も変わっていな如いからです。1万年前といえば、裸同然の姿と裸足で駆け回り、狩猟をして命をつないでいた頃です。肉や魚介を取り、木の実や草や草の根っこを集めていた時代です。 日本ではまだ農