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*科学に関するko_chanのブックマーク (477)

  • ウラン爆弾と水素爆弾の相違(核分裂爆弾と核融合爆弾)

    昔、小学生の頃だったと思いますが、「水の電気分解」の授業の時、水から水素と酸素を分解してつくりました。 試験管の中に溜まった水素に火を付ければボッと一瞬に燃えます。多少爆発した感じがしたことから、「水爆」とはこのようなもので、水素の濃度をもっと高めれば大きな爆発が起こり、これが水素爆弾の基原理だろうと科学者気分になったことを覚えています。 しかしこれは大きな間違いで、水素爆弾の基はそのような化学反応ではありません。 ここでは、原子爆弾と水素爆弾の違いを説明します。 ひとくちに言うと、原子爆弾は「核分裂」であり、水素爆弾は「核融合」です。 原子爆弾は、ウラン235やプルトニウムの核が分裂するときに生じるエネルギーを利用していますが、水素爆弾は逆に、水素の核が融合する、つまりくっつく時に生じるエネルギーを利用した爆弾なのです。 水素爆弾のヒントは太陽のような恒星にありました。 「なぜ、太陽

  • 基礎生物学研究所 / お知らせ - 大隅良典名誉教授のノーベル賞受賞決定を受けて、元基礎生物学研究所長・元岡崎国立共同研究機構長 毛利秀雄名誉教授の寄稿を掲載いたします

    Home > ニュース > 大隅良典名誉教授のノーベル賞受賞決定を受けて、元基礎生物学研究所長・元岡崎国立共同研究機構長 毛利秀雄名誉教授の寄稿を掲載いたします 隣のおじさん-大隅良典君(ノーベル生理学・医学賞の受賞を祝して) 私が東京大学教養学部の助教授になりたての頃、同じフロアーで生化学の権威であった今堀和友先生の研究室に入ったばかりの卒研生が、バランスのとり方が悪くて生物学教室の冷却遠心機のローターを飛ばしました。それが大器晩成の人、ノーベル賞受賞者・大隅良典君との最初の出会いです。彼は教養学部の理科系のシニア学科として、数学から地学まで幅広いバックグラウンドをもった人物を育てることを目的とした基礎科学科の第二期生で、同学科の神代時代の秀才の一人です。奥さんの萬里子さんも同じ研究室だったので、当時見かけたことがありました。 大学院時代、ポスドク時代は離れていたのでよく知りません。ロッ

    基礎生物学研究所 / お知らせ - 大隅良典名誉教授のノーベル賞受賞決定を受けて、元基礎生物学研究所長・元岡崎国立共同研究機構長 毛利秀雄名誉教授の寄稿を掲載いたします
    ko_chan
    ko_chan 2016/10/08
    “マスコミや首相は応用面のことにしか触れず、文科相は競争的資金の増額というような見当はずれの弁、科学技術担当相に至っては社会に役立つかどうかわからないものにまで金を出す余裕はないと”
  • あなたの思う福島はどんな福島ですか?――ニセ科学とデマの検証に向けて/林智裕 - SYNODOS

    福島第一原発事故の被害が伝えられる際には、客観的な根拠や現地の一般の人々の声以上に、政治的な思惑や社会的な影響力が強い人たちの「大きな声」ばかりが目立ちました。このことが情報を錯綜させ、福島に対しての誤解や支援のミスマッチによる復興の遅れ、風評被害などを拡大させてきたと言えます。 今回の記事では、そのような「大きな声」の一部を具体例として集めました。 目的としているのは、これらの事実を事実として、当時の空気感と共に記録に残すことです。震災と原発事故がとくに報道や伝達の段階において、どのような被害を実際にもたらし、なぜそのような事態が起こってしまったのか、それを考察するための記録資料として残すためです。具体的な記録を残すために実例を用いますが、一つひとつの事例をもって特定の人物や団体を非難することが目的ではありません。 なお、これらの「大きな声」はいわゆるノイジーマイノリティであって、震災後

    あなたの思う福島はどんな福島ですか?――ニセ科学とデマの検証に向けて/林智裕 - SYNODOS
  • なぜ人工甘味料は「悪者」にされるのか? 添加物は危険の大ウソ - まぐまぐニュース!

    せっかくの楽しい事でも「これべても大丈夫なのかな…」なんていちいち気にかけていたら全然美味しくないですよね。とは言え、巷で言われる「品添加物」の恐ろしい噂を耳にすれば気にせずにはいられないもの。無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、添加物有害論者の出すデータには無理のあるものも多く、そこまで神経質になる必要はないと述べています。 暮らしと科学:ゼロカロリー飲料の中身と有害性論 ゼロカロリードリンクは健康に良いのか悪いのか? ネットには様々な情報が溢れ、書店にも人工甘味料は発がん性物質で飲むだけで死ぬ…みたいながアホみたいに売れています。 まず人工甘味料を含め、あらゆる添加物と言われる物に「発がん性」なんてものはありませんし、多少体に入っても何も気にしなくて良いと言っても過言ではありません。 ●「品添加物は危険」ブームのまやかし 毒性を示す明確なデータな

    なぜ人工甘味料は「悪者」にされるのか? 添加物は危険の大ウソ - まぐまぐニュース!
  • 解ける永久凍土と目覚める病原体、ロシア北部の炭疽集団発生

    ロシア・ヤマル半島のヤルセールで、トナカイの体調を診る獣医師ら。ロシア非常事態省提供(2016年8月8日提供)。(c)AFP/Russian Emergency Ministry 【8月15日 AFP】ロシア極北ヤマロ・ネネツ(Yamalo-Nenetsky)自治管区で今月初めに起きた炭疽(たんそ)の集団発生で、先週までに23人の感染と少年1人の死亡が確認された。同国政府は感染拡大を防ぐことを目的にレスキュー隊や兵士らを数百人規模で配備した。 ロシア北部同自治管区にあるヤマル(Yamal)半島での集団発生については、炭疽菌に感染したトナカイの死骸が永久凍土の融解により露出し、他の動物に感染したことが感染拡大の原因と考えられている。 今後の懸念は、温暖化によって永久凍土が解け、その他の病原体が今回と同じように露出することだ。中には氷河時代にまでさかのぼる病原体もあると考えられている。 「今回

    解ける永久凍土と目覚める病原体、ロシア北部の炭疽集団発生
  • タイラー・コーエン 「経済学のポピュラー書の背後に潜む神学的な立場」(2008年2月19日)

    ●Tyler Cowen, “What I really think of the new popular economics books”(Marginal Revolution, February 19, 2008) 経済学のポピュラー書(一般読者向けに書かれた経済学の読み物)の隆盛をテーマにした記事をスイスのアート雑誌であるDuに寄稿したばかりだ。私の業は言うまでもなく経済学なわけだが、経済学のポピュラー書の背後には一体どのような哲学的・神学的な立場が潜んでいるのかという問題についても個人的に関心が向いてしまう。今回の記事ではそのあたりのことを話題にしたわけだが、掲載された記事はドイツ語で書かれておりさらにはネットで読むこともできない。そういうわけなので原稿の一部だけでも以下に引用しておくことにしよう。 まずは『ヤバい経済学』(レヴィット&ダブナー著)について。 『ヤバい経済学』の

    タイラー・コーエン 「経済学のポピュラー書の背後に潜む神学的な立場」(2008年2月19日)
  • 日本の神主らが700年前から集めていた「氷」のデータから地球温暖化と産業革命の強い関連を示す事象が明らかに

    By Sakae Baba 地球の気候変動を研究するために世界中で気温や水温、降水量などさまざまなデータが集められているわけですが、日とフィンランドには過去数世紀にまたがって記録されてきた「氷」に関する貴重な気象データが存在しています。そこからは、地球の気温が18世紀に興った産業革命と強い関連を持つことを示す事実が明らかになっています。 Direct observations of ice seasonality reveal changes in climate over the past 320–570 years : Scientific Reports http://www.nature.com/articles/srep25061 Japanese Priests Collected Almost Seven Centuries of Climate Data | Smart

    日本の神主らが700年前から集めていた「氷」のデータから地球温暖化と産業革命の強い関連を示す事象が明らかに
  • 脳の構造 5億年以上前に形成か NHKニュース

    進化の過程で、およそ5億年前に人類などの祖先と分かれたと考えられている原始的な特徴を持つ生物の「胚」に、大脳や小脳のもととなる部分があることを理化学研究所などのグループが突き止めました。研究グループは、人類などの脳の基的な構造が5億年以上前に形づくられていたことを示す成果だとしています。 その結果、大脳や小脳のもととなる部分があることを突き止めました。これらの生物の祖先は、およそ5億年前、人類などの祖先と分かれたと考えられていて、研究グループは、人類などの脳の基的な構造が5億年以上前に形づくられていたことを示す成果だとしています。 倉谷主任研究員は、「私たちの脳の基構造が進化の極めて早い段階でできていたことが分かった。進化の過程を解明するうえで貴重な成果だ」と話しています。この研究成果は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。

  • 福島第一原発沖 魚たちの今(小松理虔) - 個人 - Yahoo!ニュース

    いわき市小名浜の小松理虔です。 2012年の冬から、有志たちと「うみラボ」という民間の海洋調査チームを組んで、福島第一原発沖の魚の放射線量などを測定する活動をしています。今年も8回ほど海洋調査を行いました。昨年との比較のデータなども出てきましたので、こちらでご案内したいと思います。福島の海の今を理解するための判断材料としてご利用頂ければと思います。 調査の模様については、うみラボのブログなどを参考にして頂ければと思いますが、漁師の方の協力を頂き、船で福島第一原発沖に向かい、楽しく魚を釣って、ついでに放射線量も測ってしまおうという活動でして、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の協力を頂きつつ調査・計測を行っております。運営については、恥ずかしながら手弁当でありまして、今のところどこからも活動資金は頂いておりません(涙)。 ここで紹介するものは、海洋学者でも生物学者でもない一般市民の私た

    福島第一原発沖 魚たちの今(小松理虔) - 個人 - Yahoo!ニュース
  • CNN.co.jp : 南極大陸の氷、「実は増加していた」 NASA - (1/2)

    (CNN) 南極大陸で年々失われていく氷よりも、増えている氷の量の方が多いとの研究結果を、米航空宇宙局(NASA)のチームがこのほど発表した。事実ならば、南極氷床の融解が海面上昇につながっているという従来の説は覆される。 NASAのチームは南極氷床の高さを人工衛星から計測したデータを調べ、その変化の様子から結論を導き出した。 南極大陸は米国とメキシコを合わせたほどの面積。氷の増減は大陸全体で一律に起きているわけではない。南極半島を含む西南極の一部で氷床の融解が進む一方、東部や内陸部の一部で氷が増加傾向にあることは、かねて指摘されていた。今回の研究では、この増加分が減少分を上回ることが明らかになったという。 氷が増加しているのは、1万年前から続く降雪の増加が原因とみられる。雪は年月を経て積み重なり、圧縮されて氷となる。 チームによれば、こうして1992~2001年には年間1120億トンの氷が

    CNN.co.jp : 南極大陸の氷、「実は増加していた」 NASA - (1/2)
    ko_chan
    ko_chan 2015/11/05
    他所で余計に溶けてるってことか。
  • ネットに氾濫するトンデモなウソにどう対処するか(その2)陰謀論——人間の認知の仕組みをクラックするウソ

    社会に流布する様々なウソの中でも、最も根強いパターンは「これこれは、誰それのせいだ」という形をとるものだろう。何か悪いこと、気に入らないことを、自分とは関係ない誰かに押しつける言説である。一般に陰謀論と言われている。 陰謀論には、容易に差別に結びつくというやっかいな性質がある。このため、ウソを当と信じ込んでしまった人によって悲劇的な事態が起きることも稀ではない。 ではなぜ、陰謀論は根強く、広がりやすく、差別に結びつきやすいのか。一例として、「911同時多発テロは、米政府の自作自演だった」という陰謀論を見ていこう。 911陰謀論の基礎は2つの事実だけ 2001年9月11日、燃料満載の4機の旅客機がほぼ同時にハイジャックされた。これらの機体のうち3機はハイジャック犯の手によって、ニューヨークの世界貿易センタービルの北棟、南棟、ワシントンD.C.の米国防総省庁舎に突入。世界貿易センタービル南

    ネットに氾濫するトンデモなウソにどう対処するか(その2)陰謀論——人間の認知の仕組みをクラックするウソ
  • ログミーBiz

    納期ギリギリまで粘って提出した資料がやり直しに…… 上司が求めるものとズレる原因と、完璧主義から脱却するための3つのポイント

    ログミーBiz
  • イルカが速く泳げる謎を解明

    水の上を跳ねるカリブ海のハンドウイルカ。 Photograph by Stuart Westmorland, Corbis 意外な話だが、イルカがなぜあれほど速く泳げるかは、1930年代から研究者を悩ませてきた謎だ。しかしこのほど、イルカの速度をめぐる最大の難問の1つ、イルカの筋肉は高速で泳ぐ推力をどのように生み出しているのか、という疑問を解明する研究が発表された。「この問題は長らく論争の的だった」と、研究共著者でペンシルバニアにあるウェストチェスター大学の海洋生物学者フランク・フィッシュ(Frank Fish)氏は述べる。しかし、謎は解明された。フィッシュ氏らによる実験の結果、ハンドウイルカは、ぐるぐると泳ぎ回るのに必要なパワーを、力強い尾びれを使って得ていることが明らかになった。 フィッシュ氏によると、イルカの速度をめぐる謎は、1936年にイギリスの研究者サー・ジェームズ・グレイ(Si

    イルカが速く泳げる謎を解明
  • 人間とチンパンジーのDNAは99%一致するというのは本当なのか?

    「人間とチンパンジーではDNAの違いはわずかに1%しかない」という「99%一致説」が世間に浸透しています。しかし、当に遺伝子配列の99%が一致するかというと、そうではないことが指摘されています。人間とチンパンジーのDNAの違いはどの程度のものなのか、DNAの違いを調べることに意味はあるのかなどが、分かりやすく解説されたムービー「Are We Really 99% Chimp?」が公開されています。 Are We Really 99% Chimp? - YouTube よく言われるのは人間とバナナの遺伝子(DNA)は50%が一致するということ。 同様に、人間と犬では80%が、チンパンジーにいたっては99%のDNAが共通だと言われます。 この場合、体内の細胞を取り出してみると、染色体に代表されるDNAの遺伝子情報のごく一部のみが異なるように受け取れます。 しかし、実際には人間とチンパンジーで

    人間とチンパンジーのDNAは99%一致するというのは本当なのか?
  • 電力が湯水のように使えてこそ、未来は明るい

    「いま電気足りてないんですか?」という質問に答えたツイート。同様の質問が来たとき、繰り返さなくていいようにまとめた。 反原発派や原発推進派の人は何か言いたくなるかもしれないけど、そういう思想がらみのコメントはつまらないので遠慮してもらえると嬉しい。 それよりも「エネルギー」というものの化学的・物理学的な質を理解することが近道。

    電力が湯水のように使えてこそ、未来は明るい
  • 100Vを400Vに昇圧したら流れる電流は1/4になる

    KZRNM @naminodarie 報道ステーションで4倍に変圧したら4倍の電流が流れると出た件について、1/4になるだろと主張している人の論理は二次側電流i2が一次側電流i1の1/4になるということを言っていると思われる pic.twitter.com/4Ix90uLEpP 2015-07-23 02:24:46

    100Vを400Vに昇圧したら流れる電流は1/4になる
  • 結局、人工甘味料は体にいいのか悪いのか 「ネイチャー」人工甘味料論文の衝撃(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    「糖分は糖尿病の元凶。できることなら糖分を摂りたくない」。日頃こう考えて、糖分摂取を事の工夫などで極力避けている人はいることだろう。コーラを飲むなら、ダイエットコーラやトクホコーラを選ぶといった具合に。 そんな人たちを心配させるニュースがあった。9月17日、人工甘味料が糖尿病のリスクを高めている可能性があるとする論文がイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表されたのだ。 論文によると、人工甘味料入りの水を与えられたマウスでは糖尿病につながり得る耐糖能障害が起きやすくなったのに対し、単なる水や糖分入りの水を与えられたマウスでは変化がなかった。また400人弱の人間対象の調査でも、耐糖能障害と人工甘味料摂取の間に関連性が見られた。さらに、ふだん人工甘味料を摂取しない7人に、米国品医薬局が推奨する最大摂取量の人工甘味料を含む事を7日にわたり摂ってもらったところ、4人の血糖値が5日から7日以内に上

  • 「人間より賢い人工知能は本当に人類の敵となるのか」という考察

    芦高 @ashitaka0789 人類最大の強みとは、その夥しい人口そのものと、それに付随する常軌を逸した多様性にあると考えている。この極めて予測しづらい70億人をわざわざ絶滅させようだなんて、考えるだけで気が遠くなるのではなかろうか。それだけのことを行うからには、これはもう知能の高さどうこうではないのでは。 2015-07-14 00:01:57

    「人間より賢い人工知能は本当に人類の敵となるのか」という考察
  • 「新型うつ」は若者のわがままか?/井出草平 - SYNODOS

    「新型うつ」と呼ばれるものが、20代から30代の若手社員を中心に増えていると言われています。「新型うつ」の特徴はいくつか挙げられています。 たとえば、気分が沈み出社できないが、プライベートでは遊びに出かけているというもの。仕事でうまくいかないことがあると、上司や同僚の責任にするなど他罰的な傾向があるといったものです。「新型うつ」は「現代型うつ」と呼ばれることもあります。 まず、指摘しておきたいのは、「新型うつ」という言葉や概念は、病名や診断名といった医学の専門用語ではないことです。2007年ごろからメディアを中心に広まった言葉で、精神科医の香山リカさんが使い始めてから広がっていきました。 「増加する新型うつ」といったようなことが言われますが、「新型うつ」の増加を示す調査はありません。病名でも診断名でもないわけですから、調査がされたことがありません。また、この言葉は日独自のもので、海外では

    「新型うつ」は若者のわがままか?/井出草平 - SYNODOS
    ko_chan
    ko_chan 2015/07/11
    “社会にあるいろいろな問題を改善しようとせず、「最近の若者はなってない」と結論付けるもの。それが「新型うつ」という言葉の正体”
  • 銃は世界を変えてきた『銃の科学』

    実弾を撃ったことがある。ベレッタという拳銃だ。発射のたびに伝わってくる炎とインパクトと熱気から、銃を撃つとは要するにコントロールされた爆発なんだと実感した。この体感を、メカニズムと歴史から説明したのが書になる。 著者は元自衛官で、銃のエキスパートでもある。自身の経験を織り交ぜながら、銃の起源と歴史を紹介し、さまざまなタイプの銃の構造と目的の違いを明らかにし、弾薬、雷管、薬莢など弾丸の話、弾道学の基礎を説明する。いわば銃の入門書ともいうべき一冊で、同著者による『狙撃の科学』や『重火器の科学』そして『拳銃の科学』など、銃のシリーズにつながっている。 いちばん興味深く読めたのは、銃の歴史がそのまま戦術の歴史になっているところ。火竜鎗やマドファといった原始的なものは、とにかく敵の方向に弾を飛ばせばいいというもので、狙って命中させられるような代物ではなかったらしい。銃身や撃鉄、弾込めの方式などの改

    銃は世界を変えてきた『銃の科学』