編集部:意外なのですが、スキーは随分と大人になってから始めたそうですね? 八代さん:そうなんです。「滑りもの」は受験生にとって禁物ですからね。司法試験に合格するまでは一度もやったことがありませんでした。そもそも、わざわざ寒い場所に大荷物で行き、同じところを登ったり降りたりする意味がわからなかった(笑) でも、やってみたら楽しいじゃないですか! 人間が生身の体であんなにスピードを出し、自然と一体になれるスポーツって他にはない。裁判官として2年半、北海道(札幌)赴任していた間は、毎日10分でも滑りたくて、スーツの上にウェアを着て滑っていたくらいハマりました。リフトが止まっても、夜の10時半くらいまではライトがついていたので、自力で上まで登っていましたね。「意味がわからない」と言っていた人間とは思えません(笑) 編集部:札幌赴任中にスキー検定1級を取得し、その後、指導員の資格まで取られたそうです