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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (30)

  • 僕らはいつまでPCを持ち歩くんだろうか - 雑種路線でいこう

    初めて持ち歩いたPCをよく覚えてないけど、たぶんDOS版のモバイルギアだった気がする。原稿書きには十分だったし、アナログモデムをPHSに繋いでメールのやり取りもできた。ほどなく東芝のDynaBook Portage 620も買ったけど2Kgちょっとあって持ち歩くには厳しかったし、電池の持ちも大したことはなかった。当時Windowsの開発環境は高価で、LinuxをノートPCに入れるとAPMとかXFree86の設定が大変だった。それでも初代VAIO Note 505を買ったときはAccelarated Xを買ってLinuxデスクトップ環境を構築した。それから会社の備品も含めれば20台以上のノートPCを持ち歩いたけれども、そろそろいつ自分がノートPCを持ち歩かなくなるか思案している。 いま会社に行く日こそSurfaceBook 2を持ち歩いてるけど、役所の登庁日や休日はスマホとiPadとPixe

    僕らはいつまでPCを持ち歩くんだろうか - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2018/08/20
    「(M$ばっかボロ儲けしてムカつくから)PCの仕組みを何とかネットの向こうに持ってけないか?」は20年前から言われてたけど、音声入力でPG組みたいって言う人は誰も見ないので、そこはキーボードの強みやなとは思う。
  • mp3がアングラだった時代 - 雑種路線でいこう

    Winampが公開された1997年ぼくは秋葉原の雑居ビルにある謎のDOS/Vショップで店番してた。欧州のFTPサイトで落としたMODをBGMで流してたその店で、mp3はWareZな連中がCD-Rに焼いて交換するもので、持ち運びながら聞く手段さえなかった。mp3をつくるにはリッピングと圧縮に別々の不親切なソフトが必要で、Winampで音楽を聴くのはちょっとしたステータスだった。韓国の会社がMPMANを発表するのは翌98年2月、ガジェットとしては興味深かったけれどもMDプレーヤーと較べて高いし粗削りでメリットは感じなかった。 米Nullsoft, Inc.は20日(現地時間)、マルチメディアプレイヤー「Winamp」の最新版v5.66を公開するとともに、12月20日で「Winamp」の公開を含む“Winamp.com”の全サービスを終了することを宣言した。 mp3と聞いてピンとくる人がいれば、

    mp3がアングラだった時代 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2013/11/23
    こーやって流れまとめられると「アメリカが踏み越えた」段階で正義が確定して、それに先行したら「不法」の名のもとに打たれる杭にしかならんかったのでは、という気もする。
  • 現実を直視して実効性ある少子化対策を - 雑種路線でいこう

    内閣府の少子化危機突破タスクフォースが「女性手帳」の発行を検討しているという。確かに出生率は将来の潜在成長率や年金・健康保険・財政の持続性にとって重要な因子だが、戦時中の「產めよ殖やせよ國のため」(1939年9月30日 厚生省「結婚十訓」)の反省も踏まえて慎重に進める必要がある。委員提出資料を拝読すると有識者からは様々な地に足の着いた提言があったようだが、十分に拾い上げられていないとすれば残念だ。今後の予定をみると今月中下旬にはとりまとめるようなので残された時間は少ない。 男性への啓発も必要/未成年への啓発は即効性に欠く 報道では「女性手帳」とされているが妊娠・出産検討サブチーム報告によると「生命(いのち)と女性の手帳(愛称別途検討)」となっているので、名前については提案の余地がありそうだ。最近の研究で卵子だけでなく精子も劣化する*1ことが分かっているし、そもそも結婚妊娠は男性の協力も不

    現実を直視して実効性ある少子化対策を - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2013/05/13
    さっこ先輩のブコメ読みつつ「金も支援も無いから子供が産めない!」「ほう、それがあったら20代で産むのですね」「…煩い、それはこっちの勝手だ」てな情景が浮かんだが、実態的には「面倒臭い」が最大の理由感も。
  • ガラパゴス再考 - 雑種路線でいこう

    あんまりガラパゴス・ガラパゴスと卑下していると、じきにエクアドルから外務省宛に抗議がないか心配だ。それに日のICT業界が置かれている現状をガラパゴスに喩えるのはあまり正確ではない。日のメーカーも以前から海外を意識しているし、その上で今の姿を選び取っているのだろう。日は決して陸の孤島ではないし、未来をそう悲観したものでもない。 日IT産業のいわゆる「ガラパゴス化」現象を逆手にとり,日の先進性を世界に発信するチャンスと捉える「超ガラパゴス戦略」を検討する。(略) 2009年4月10日に開催した設立発表会で,委員長の夏野剛氏は(略)超ガラパゴス戦略について「ガラパゴス化という言葉は悪いイメージで語られているが,例えば任天堂のゲーム機『Wii』はガラパゴスそのものだ。特異な進化は差別化の源でもあり,特異に競争力がある可能性がある。良いものは世界で競争力がつくように,何が必要かを考えたい

    ガラパゴス再考 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2009/04/14
    本朝という聊かズレた感覚で平準化された人口が1億もある条件なら、ガラパゴスは「勝ち」こそしないけど「ボロ負け」しないとは思う。人口が減ってからが問題で、その時は自ずと「適応」に向かう、のかなぁ?
  • 市民メディアの凋落とマスメディアの憂鬱 - 雑種路線でいこう

    わたしも売文稼業の末席を汚しエイャで原稿を書き散らかしては編集部から丁寧な添削を受ける度に感心するクチだから、ネット上の文章について藤代さんが厳しい目を向ける気持ちは分かる。しかし市民メディアは「コンテンツの質が低い」以前に深刻な自己矛盾を抱えているのではないか。既存のマスメディアでさえ、今後もコンテンツの質と威信を担保し続けられるかは疑わしい。 しかしながら、ネット上の言論がこのようなマスメディア批判から抜け出せていないのも現実だ。他人の記事を批判するならまだしも、自らニュース記事を書いて発信するとなると、とたんにハードルは上がる。25日についにオーマイニュースの閉鎖が発表されたが、市民メディアと呼ばれるメディアが広がりを見せないのは、コンテンツの質が低いからに他ならない。 ITのもたらしたチープ革命で表現の場を与えられたにも関わらず、マスコミの権威性に憧れて市民記者を標榜し、けれども充

    市民メディアの凋落とマスメディアの憂鬱 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2009/03/28
    つか、オーマイニュースが本来もっともリソースを投下しないといけない先は「編集者」だったんだろうね。鳥越氏を編集長にしたってのはそういう意図かなと最初思ったけど、結局全然そんなことはなく。
  • 気休め或いは祈祷としての政治 - 雑種路線でいこう

    ドイツゲームと暴力事件の因果関係を巡る議論が再燃している。この30年でゲームが急激に普及した割に、ゲーム大国である日じゃ少年による重大犯罪が減っているのだから統計的根拠は薄い。では個別の乱射事件ゲームへの没入と何ら因果関係がないかというと、彼らが暴力表現のあるゲームで遊んでいたこともまた現実で、遺族にとって犯罪被害とは確率ではなく個々の現実なのだ。 学校の生徒や教師などを巻き添えに15人もの死者を出した、ドイツの銃乱射事件。17歳の少年が犯行に及んだのは、近所の女の子にふられてしまったのが動機の一つと言われているようですが、Times Onlineでは、犯人が暴力表現のあるゲームをプレイしていた事実を受けて、ビデオゲームと犯行動機の関連性が議論されています。 個別の事案について、彼らがそもそも暴力的だから暴力表現のあるゲームをプレイしているのか、或いは暴力表現のあるゲームを通じて内な

    気休め或いは祈祷としての政治 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2009/03/23
    政治は未だマツリゴト、というお話。
  • マスコミ不況の先にあるもの - 雑種路線でいこう

    休日の夜9時台とか普段テレビみない訳だけれど、たまに雨天の休日ダラダラとテレビを見ていると、これどこの地方局みたいなCFが結構流れていて、あーテレビ局も大変なんだなあとか実感させられる訳だ。けれども鉄道の発達で移動範囲が広がって評判システムが機能しなくなりブランドの必要性を生じたことと相前後してマスメディアの隆盛があったとすれば、遠からず多品種少量生産、ロングテール、レピュテーションと、再び泡宇宙的な製品と評判システムの時代がくるに従って、マス広告やマス広告を前提とした仕掛けが機能しなくなるだろうし、これからますます大変なんだろうなあ、と思うのである。けれども、個々の泡宇宙のアテンションよりはテレビのアテンションが引き続き巨大で、ネット側からみるとテレビのアテンションって理解不能なスケールだよねえ、けれどどう有効活用するんだろう、的な世界が続く。けれどテレビがコンテンツよりアテンションのマ

    マスコミ不況の先にあるもの - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/11/10
    昨日の日シリ第7戦、東京ドームのバックネット広告にミニプードル販売などというニッチすぎる広告が見えた辺りに、野球とTVのサブカル化をひしひしと実感した。一体あれ、幾らで出せたんだよ(笑)。
  • 人生いろいろ、技術者もいろいろ、搾取されないに越したことはないよね - 雑種路線でいこう

    受託調査&研究補助→ユーザー企業コンサル→通信事業者コンサル→Web企画構築→金融SE→研究・コンサル→パッケージベンダ・マーケ→パッケージベンダ・技術渉外のおいらが来ましたよ。 こんなことをいっては「上流」にいる方々には失礼かもしれませんが、IT業界は上流にいるほど得になるような構造になっています。それぞれのプロジェクトについて自分のところで十分な経費を確保してから下流に流しますので、下流にいるほど仕事がきつくなります。それをうすうす感づいているから、若い人は少しでも上流に行きたがります。PGをしばらく勤めたらSEに、SEを少しやったらコンサルに。産卵まぢかの鮭でもあるまいに、自分の技術レベルも分からないまま、やみくもに次のステップを目指そうとする。 実はプログラムを書かなきゃいけない仕事ってやったことないんだけど、Web企画構築の時はベンチャーで大手ISPに提携を申し入れ「お前らに顧客

    人生いろいろ、技術者もいろいろ、搾取されないに越したことはないよね - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/10/21
    色々と自分と自分の周りの黒歴史を思い出してげんなりするエントリ。
  • ワーキング・プアと失われた「養成」 - 雑種路線でいこう

    ひとを育てる余裕がないという話を聞くと、昔はもっと貧しかったんじゃないかと不思議なのである。雇う方も雇われる方も昔と前提が違うのだろう。絶対的な経済水準よりも成長率の問題か。若者に機会を与えるには、市場が成長して椅子が増えるか、古い椅子から先達が立ち去らねばならない。 経済が成熟したのに椅子に居座る先達が多かったから、若者には機会が与えられない。若者に最初から機会を与えず、椅子にしがみつく老い耄れを追い出すために成果主義が脚光を浴びたのではないか。それを大企業の経営者と、最初から機会を与えられなかった若者が共に拍手喝采したとすれば皮肉ではある。 低成長時代にあって「若者には、機会を与え、長い目で見守る」環境を、どうやってつくればいいのか。Excelを使えない派遣社員も、縦書きを読めない若手議員も、結局のところ「人材を使い捨てるだけで育てない」風潮の犠牲者ではないか。若者としては風向きを変え

    ワーキング・プアと失われた「養成」 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/09/03
    余り、子供が大人になることを前提としないで育てるというカルチャーが戦後どこかのタイミングで生み出されてしまった気がする。
  • プログラミング教育が機能しない背景 - 雑種路線でいこう

    大学の情報教育には様々な課題があるけれど、ひとつに学部レベルからカリキュラムに対して教授自治が強すぎることがある。スキルの積み上げで講義内容を高度化するには、米国並みに基礎講座の標準化を進めなきゃ駄目だ。それができない理由は諸々あるが、大学によっては教員の質が論外。専門で行き詰まったり大学改革でいっぱぐれた教員を、ポストの増えた情報系に無理に当てがい、学生より分かっていない教員が教えているところもある。レベルの高い学校でも教授の嗜好を強く反映しがちな上、その講義の前に積み上がるべきスキルが標準化されていないせいで、高いスキルを前提とした講義を行いにくい現状がある。 なんせ、情報工学出だろうが、情報系の専門学校出だろうが、文系大学出だろうが、新人で採るならひとしく無能だと思わなければならない。そんな出身校よりも、ホビーでプログラムするかどうかを問う方が当りの人材を引き当てれるということは、

    プログラミング教育が機能しない背景 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/08/28
  • WaiWai騒動後に想像力を働かせる時期 - 雑種路線でいこう

    WaiWai事件について相変わらず燃料が投下され続けていることに驚きを感じるが、はしゃぎっ放しで大丈夫だろうか。いまは沈黙を守っているマスコミが、いずれネット叩きの格好の材料とするかも知れず。自主調査の不備を指摘する淡々とした調査には驚嘆したが、電凸のノウハウを纏めて煽動するWikiには若干の危なっかしさを感じる。 日での判例を調べていないので、こういった活動が今のところ刑法の禁じる威力業務妨害に当たるかは疑義があるが、ネットの社会的影響が高まれば反動も予想される。以前からネット大衆運動が猖獗を極める韓国では、弁護士協会が注意喚起しているようだ。WaiWai騒動におびえるマスコミとネット上の大衆運動そのものを封じたい勢力との利害が一致し、ネット上での煽動を違法情報として規制する枠組みをつくろうという動きが出ることを懸念する。 過去の経緯について誤摩化しているようなら真相究明は進めるべきだ

    WaiWai騒動後に想像力を働かせる時期 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/08/17
    ただ、反動が本当に発生するのは、現実に毎日が潰れちゃったりしたケースに限定されるかな、つー気も。1社だけでどうにかなる問題ではないし、積極的に「毎日を救う」気概も現状の他者からは見えない。
  • 女。京大生からはそうみえているのか - 雑種路線でいこう

    いつも鋭いなぁと思って読んでたのに、切実なことになると意外と陳腐な意見に驚いた。SFCで起業家タイプってネットバブル時代ですか(遠い目。最近のカイシャってそういうひと求めてたんでしたっけ。前のめりに即戦力とか能動性といっても、組織で受け入れ態勢を整えないことには使いにくいよねって議論がだいぶ前だった気も。創造性はあってもいいけど協調性も大事だよねってところで、コミュニケーション能力とかの話になっていた気が。それだけじゃ同調圧力に対する耐性を期待してるみたいで気味悪いけどさ。 学歴エリートの没落は戦前以来のパイプライン・システムが崩壊したことが原因で、これは大学経営のために定員増や大学院重点化を意図的にやった文部省に責任がある。教授から唆されて博士までいっちゃった人々は逆恨みする資格があるけれど、この売り手市場で就職できない学部生にいわれても「はぁ?」って感じ。まぁ、時代に即した教育が行われ

    女。京大生からはそうみえているのか - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/07/30
    ところで、SFCって確か90年度募集開始くらいだったんで、最初の卒業生はもう氷河期一歩手前だったりしますんで、バブルの恩恵は殆ど無いかと。
  • マスコミから遠く離れて - 雑種路線でいこう

    記者に憧れた中高生の時分『抵抗の新聞人桐生悠々 (岩波新書)』とか読んで時代に流されず生きたい、言論の自由のために闘いたいと思った。次第と大人の世界に巻き込まれるようになって、自由に語り続けるために身を引いたり、物事と関わり続けるために語れなくなったり、そういった葛藤の中で様々な世界との関わり合いがあるんだろうと考え直すようになった。 今なおその葛藤の狭間を漂い迷っているが、日々ブログを書き、それ以上の数のブログを読みながら考えさせられるのは、送り手の立場が特権的な売り手市場のメディアと、ロングテールのブログとで、情報の出し手として何を心掛けるべきか、ということである。今も時に原稿を頼まれるから、何を寄稿して何をブログに書くか、という選択もある。時に原稿の締め切りを過ぎてもブログを更新することがあって、これは一種の現実逃避ではあるけれども、言い訳すれば僕に取ってブログに綴る行為と、原稿を書

    マスコミから遠く離れて - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/07/22
    編集の不在というのがある種の価値とされたままネット言論が肥大化して、ネットと編集が折り合える機会のないままに編集が衰退する損失について案ずることはある。
  • あいまいな日本のニコニ・コモンズ - 雑種路線でいこう

    僕がニコニ・コモンズで評価しているのは、後からクローズドにできるところ。これはisedをやっていた時分、東浩紀がCCで作品を発表し難いと指摘していた点だし、僕がSDの馮編集長と相談して三酔人電脳問答をWeb先行公開した時、刊行の可能性を潰さないためにCCライセンスを適用できなかった理由でもある。 inf.女史が鋭いなぁと思うのは、ニコニ・コモンズがこういった柔軟性を発揮できている理由がライセンスではなくガイドラインであることを見抜き、それが法的安定性に欠く等の課題を抱えていることを指摘しつつ、ニコニコ動画の中であれば問題ないと気付いていることだ。 ニコニ・コモンズはライセンスではなく利用ルールないしガイドラインである。ガイドラインであり、そしてサービスの枠組みの中で利用者が管理され追跡可能であるような設計をしているからこそ、上記問題点をクリアできるのだろう。逆に言えば、そこがニコニ・コモン

    あいまいな日本のニコニ・コモンズ - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/07/06
    ちと余談部分への反応だが、先にこれだけユーザベースを囲い込んだ状態で、NMM的なツールがSaaS化したら、確かに結構凶悪かも知れない。
  • ゆっくり世の中を動かす10の心がけ - 雑種路線でいこう

    肩を怒らせて必死に主張しても、世の中って変わらない。どんな考えを持とうが勝手なんだけど、状況を変えられた方が面白いよね。これまで、少しずつだけど世の中を動かそうとするときに、僕が気をつけていることをまとめてみた。 君が理不尽とおもうことには他にも理由がある。憤る前に背景や経緯を調べてみよう。 みんな立場があるけど、立場を守るだけじゃなく理想や正義感を持っていることもある。きっとこう考えているだろうとか決め付ける前に、会って話してみよう。 どうすれば世の中が変わるのか道筋をつけよう。人々の意識を変えるのか、国かどこかで予算をつけるのか、法律を変えるのか、等。物理的に無理なことを頑張っても報われない。行動する前に、現実的な計画を立てよう。 味方を増やさないと世の中は動かない。共感を持ってもらえる理想を持とう。全ての利害が一致する相手よりは、一部の利害が一致する相手の方がずっと多い。優先順位と順

    ゆっくり世の中を動かす10の心がけ - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/07/03
    人がニュータイプになれない以上、漸進主義が最終的にはコストに見合うのであろう。/「ネットに書く」ことは、場合に応じてその意見が修正されることへの覚悟が無ければ、教条主義に駄するリスクが。
  • 承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう

    現代日が非承認型社会なのか、だいたい社会が承認を担保してくれることを期待してる奴ってキモくね、とか思うけど。承認って妙にネットワーク効果があるよね。誰かから認められ、そういう評判があると他の誰かからも認められやすいし、誰かから認められたという自信に裏打ちされた行動が、他からの承認を勝ち取ることもある。だから簡単にポジティブ・フィードバックでベキ法則風に分配されてしまうし「どーせ承認されないし」的ジタバタをやったところでハリネズミ症候群となってしまったり、そもそもエントリーポイントどこ?的な話はある。 この問題、決して昔が良かったとは思えないんですよ。昔からの承認って職能的なところは社会的地位に紐づいていて人にはどうしようもなかったりしたろうし、人格的なところは村社会で非常に狭いところに押し込められていただろうから。そういう諸々が郊外化で崩壊して、団塊世代がヒューマニズム的な教育観を持ち

    承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/06/30
    確かに、承認要求が高度化した社会ってある種の全体主義的な高揚があってキモい可能性は否定出来ない向きは多かろうかと。
  • コンテンツ制作者は是非ともクーデターを - 雑種路線でいこう

    わたしも一端の物書きだが、原稿料に不満を持ったことはない。だいたい原稿料を聞いてから原稿を書いた試しがない。筆一えないだろうってことは初めて雑誌に原稿を書いた大学に入る少し前で思い知ったし、大学に入って間もなく原稿執筆よりも効率的な知に対する付加価値のつけ方を学び、いまの業だってその延長線上にある。 今こそ、コンテンツ制作者たちは真剣に怒るべきである。クーデターを起こすべきである。アーティストやその周辺の人がその気になれば理不尽な行いを糾せることは、昨年のハリウッドの脚家のストライキからも証明されている。そんなヒマがないなら、海外に避難する道を考えるべきであろう。 権利者の方々はしばしばリスペクトという言葉を使うが、iPodやHDレコーダを買う際に数百円余計なカネを、顔の見えない権利者に支払うことのどこがリスペクトなのか。僕は一端のクリエイターとして自分の書いた記事が論評されたり

    コンテンツ制作者は是非ともクーデターを - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/06/24
  • 「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために - 雑種路線でいこう

    天漢日乗のエントリによると、アキバ通り魔事件は「加藤の乱」と呼ばれつつあるらしい。あれはテロではなく単なる通り魔だし、まぁテロも通り魔も自意識を持て余した青年の吹き上がりという点では大差ない訳だが、あまり持ち上げると便乗犯を招くんで過剰な意味付けは避ける必要がある。という訳で、アキバ通り魔事件はテロじゃないし、あれを以て剣はペンよりも強しなんて結論づけちゃ、まずいだろ。 ところで剣とペンとどっちが強いかって議論は不毛だ。世界を動かすには両方とも必要なんである。福田政権は当初「加藤の乱」に対して刀狩りで収めようとしていた。それを派遣業法の見直し等に軌道修正したのはペンの力だ。加藤容疑者は日雇いじゃないんで多分に議論はこじつけだし、やるべきことは他にある。暴力装置は言論とセットでなければ世の中を間違っていない方向に変えられないし、暴力が仮に世の中を変えたとしても、それを以て正当化される訳ではな

    「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/06/16
    問題は、団塊世代って結構国際感覚に欠如した向きが多いっぽい、という点であろうか。
  • 持続可能な日本的経営へ向けて選択労働制を - 雑種路線でいこう

    アキバ通り魔事件と製造業派遣との因果関係について、僕はネットへの書き込み等から判断して無視できないと思うけれど、苦しい立場にあっても暴発しない方が普通なのだし、雇用規制は事件があろうがなかろうが見直されるべき重要な課題だ。正社員の既得権をブチ壊したところでロスジェネが報われると限らないことは内田先生の指摘する通りだ。単に解雇規制を弱めれば、業績好調で正社員を切れなかった大企業が事務作業のBPOに舵を切り、これまで法的に守られていた正社員まで放り出されて下流化する懸念もある。 そういった意味で従来ロスジェネ論壇というと、希望は戦争!さもなけば分け前を寄越せとか「新時代の日的経営」を取りまとめて雇用流動化を推進した経団連ケシカランという議論だったけれども、じゃあ君たち具体的に何をどうしたいの?みたいな話になった途端、ともかくカネを寄越せとかベーシックインカムとか、非現実的な提案しか出てこない

    持続可能な日本的経営へ向けて選択労働制を - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/06/13
    まぁ経営者や政治家がギャフンと言ってくれないと納得してくれない向きは確実に存在と思うだが、そんな中で何がしかのバランスを愚直に改善して行く人が世の中を変える機会があればなと。
  • 電子政府を襲うチープ革命 - 雑種路線でいこう

    確か未踏でも似たようなことあったな。マッシュアップ万歳だし、何億もかかると豪語したの誰だよ。けど何億の税金無駄遣いとか、電子政府の非効率でいうと序の口。社会保険庁とか年間何百億かけて、名寄せひとつできない体たらくだし。ITゼネコンと揶揄するのも結構だけど、どうしたらいいんだろうね。 さて予告.inと似たようなものを政府調達にかけるとしよう。 来年度の予算に要求を出す (時期が決まっている) RFPをつくって分離調達を実施 (翌年度に入ってから) 複数企業による入札 要件定義とか基設計をコンサルが請ける (さらに何ヶ月) コード書けない奴の書いた面倒な仕様通りに実装して工数がン倍に 惰性で高いサーバーとかAPサーバーとか商用RDBMSとか買う 提供され続けるか不明なのでマッシュアップは認めない 関係者が増えたんでプロジェクト管理に担当者をつける 高いカネ取るしテストもちゃんとやらないとね

    電子政府を襲うチープ革命 - 雑種路線でいこう
    mahal
    mahal 2008/06/13
    しかし、詰まる所「顧客のやりたいこと」が要件であり、役所が「やりたいこと」は予告.inの実現する機能では満たされないのだろう。