中国のネット検索最手の百度(バイドゥ)は2日、人工知能(AI)に関するテストで自社の性能がグーグルやマイクロソフトを上回ったとの論文を発表したことについて、誤解を与えるものだったと謝罪した。 世界のIT企業の間では、コンピューターが写真を認識したり、ロボットを制御したり、言葉を理解したりするAI技術の開発をめぐる競争が激しさを増している。大手IT企業は名声を得るだけでなく、将来商業上の利益を得ることを期待して、この分野で主導権を握ろうと懸命になっている。百度やグーグルだけでなく、アップルやフェイスブック、IBMなどはAIの研究者を大量採用し、成果を競い合っている。 百度は5月半ばに、ソフトウエア開発会社イメージネットのAIの画像認識テストで、自社のAIの誤認識率が4.58%で、マイクロソフトの4.94%、さらにグーグルが最近達成した4.8%を下回り、最低だったと発表した。テストに慣れた