小型ジェットエンジンが付いた翼を身につけて世界各地の空を飛んでいるスイス人の冒険家が、富士山を背景に高さ3000メートルを超える上空を飛行し、空から世界文化遺産への登録を祝福しました。 「ジェットマン」を名乗るスイス人の元パイロット、イブ・ロッシーさんはみずからが開発した小型ジェットエンジン付きの翼を身につけ、最高時速300キロで空を飛ぶユニークな冒険家です。 ロッシーさんは、ことし6月に世界文化遺産に登録された富士山をアジアで初めての挑戦の場に選び、先月28日から今月3日にかけて9回にわたって飛行を行いました。ヘリコプターから飛び降り、4つのジェットエンジンが作動して飛行態勢に入ると高度はぐんぐん上昇し、富士山の山頂に迫る高さ3657メートルの空を飛んだということです。 パラシュートで富士山のふもとに着陸したロッシーさんは「雲を抜けるように飛んだので富士山ははじめ隠れていましたが、まるで