マニアさま―― わたしはまったくもって人間であります ほんとです こういったまんが好きのマニアの一派に、いわば変格マニアとでもいうべき少数派がいて、これを私はド・マニアといっている。 その考察は独断と偏見に満ち、その自己顕示欲はボウリングのボールのごとく、ピンをすっとばして、疾走し、その鼻は芸術性と文学性に満ちて天をあおぎ、一般大衆を見くだすその目はカマキリのごとき。 萩尾望都といえば、1970年代を通じて最も「マニアうけ」した少女漫画家であったと言っても過言ではないかと思います。 やっぱりというか、残念ながらというか、そういう人には(ごく少数だった、とは思いたいけど)困った方もいらっしゃったようで、萩尾望都も少々、いや、かなり苦労していたみたいなんですね。 「まんがABC」より「M・マニア」 別冊少女コミック1974年6月号に掲載された読切「まんがABC」(現在の所単行本未収録)より。*
「ポーの一族」や「トーマの心臓」、「11人いる!」などの文学性高い作品で、従来のファンタジーやSF漫画の領域を広げたと評価される漫画家の萩尾望都さん(62歳)。「表現のジャンルとして漫画は、小説などより映画や音楽の方に近い」と話す萩尾さんの、紫綬褒章受章インタビューを全文掲載します。 聞き手は科学文化部・安井俊樹記者です Q)まず受章のご感想を。 まさか、いいんでしょうかほんとにって感じで、まだそのびっくりが続いているような感じです。本当にびっくりしています。 最初にお話を頂いたのが3月で、パリでやるサロン・ド・リーブル(書籍見本市)に出かけるために用意をしている最中でした。電話を受けて本当にびっくりしまして、自分が何を答えたかよくおぼえていないのですが、これはまだ公式ではないので、公式の発表があるまでは周りの誰にもおっしゃらないで下さいと言われて。仕事のスタッフだけに話をしましたが。
ザ・インタビューズ>goronittaのインタビュー 男にも受け入れられそうな少女漫画を教えてください。 そばかすなんて 気にしないわ マジ書きしますと、 古い作品ばかりですが、 ・「ベルサイユのばら」 ・「ポーの一族」 ・「キャンディ・キャンディ」 ・「はいからさんが通る」 あたりは受け入れられると思います。 あとこれまた古いですが「ホット・ロード」とか。 なぜそうなのか。 というと、理由は二点ありまして、 ・大河ドラマである ・ヒロインが世の中に抗していく物語である(「ポーの一族」だけちょっと違うけど) ということが言えます。 まず、名作の「大河ドラマ」は純粋にドラマとして面白いです。 第二に、「ヒロインが世の中に抗していく」ということに関して、上記にあげた作品は、 どれも男性も同じように「抵抗勢力」だと感じるものと、戦っているからです。 要するに、
マンガ家・萩尾望都さんの対談集「マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編」が、2月22日(水)に河出書房新社から発売されました。手塚治虫さんや美内すずえさん、寺山修司さんらと1970年代に行った対談を中心に収録しています。価格は1,470円(税込)です。 ▽ マンガのあなた SFのわたし :萩尾 望都|河出書房新社 「マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編」は、萩尾望都さんの初めての対談集です。『鉄腕アトム』『火の鳥』などで知られる手塚治虫さんや、1976年から連載が続く『ガラスの仮面』の作者・美内すずえさん、『日本沈没』『さよならジュピター』などを著したSF作家の小松左京さんを含む7人と1970年代に行った対談に加え、『3月のライオン』などの作者・羽海野チカさんと新たに行った対談も収録しています。目次は以下の通りです。 第1章 手塚治虫 「S
萩尾望都のワークショップが、フランス・パリのポンピドゥー・センターで開催されるマンガ文化の紹介イベント「マンガ・プラネット」にて2月19日に実施される。 これは女子美術大学とポンピドゥー・センターのパートナーシップにより、同大学の客員教授である萩尾が10代に向けて行うもの。萩尾の代表作「11人いる!」を題材に、マンガ用の道具を用いてオリジナル扉絵の制作に挑戦する。さらには完成した作品に対し、萩尾が講評を行う。 また同日夜には萩尾と女子美術大学の内山博子教授による、インタビュー形式の講演会を一般向けに開催。ワークショップ・講演会ともに無料開催ということもあり、フランスに滞在するマンガ好きにはぜひ参加をおすすめしたい。 萩尾望都「マンガ・ワークショップ」 日時:2012年2月19日(日)14時~18時(パリ現地時間) 会場:ポンピドゥー・センター Studio 13/16 対象:ティーンエイジ
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