書店が次々と閉店していく中、新たな試みで売り上げをあげている店舗がある。写真はイメージです(写真:VTT Studio/iStock) 活気があった多くの業界が低迷に苦しんでいる。書店業界はその筆頭だろう。かつての名店が次々と閉店している。そんな中で、入場料を取る書店が賑わっているのをご存じだろうか? マーケティング戦略コンサルタントであり、『売ってはいけない』の著者でもある永井孝尚氏によると、「市場縮小のような大きな変化が業界で起こった時こそ、『販売活動からはお金が取れない』という常識を見直すチャンスだ」という。そこで、業界の激動期における販売活動のあるべき姿を語ってもらった(本記事は、同書の一部を再編集したものです)。 入場料を取る書店が大はやり 出版業界の低迷が続いている。紙の出版販売額は20年で半分に縮小しているという。ビジネス書の著者である私にとっても、ひとごとではない。なじみの