テキストエディタGNU Emacsの開発チームは9月11日、最新版「GNU Emacs 25.3」を公開した。セキュリティ脆弱性を修正する緊急のリリースとしている。 Emacs 25.3は2016年10月に公開された25系の最新版。4月に公開された25.2に続くリリースとなる。 セキュリティ修正として、Enriched Textのx-displayデコードが無効になった。Enriched TextはフォーマットされたテキストファイルをWYSIWYGで編集できるマイナーモード。text/enrichedフォーマットで保存されたファイルでは自動的に有効になる。displayプロパティはプロパティのインスタンス化の一部として任意のLispフォームをサポートしており、x-displayのデコードにより悪意あるLispコードを実行できる可能性がある。 開発チームによると、この脆弱性はバージョン19.