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山形浩生に関するmaturiya_ittoのブックマーク (6)

  • CUT 1999/03

    このが、架空のの序文集という変わった形式で出たことは、ある意味で不幸だった。ある意味で幸福だった。不幸というのは、この形式についての話題ばかりが先走って、その中身についてはあまり話題にならなかったこと。幸福というのは、このの形式だけ見て喜んでいるバカでも、その形式につられて一応はこのに目を通したこと。とはいえ、どうせ目を通してもわからないなら同じことかな。 形式だけ見て喜んでいる典型が、書の日語版にしようもない序文をつけている梅草甚一。「あるだけ」外郭団体の中でも最右翼の日挨拶学協会(でも虎ノ門七丁目のオフィスと受付ねいちゃんはゴージャスでいーぞ)の、「いるだけ」役職最右翼たる会長などという、空気以下の存在に甘んじている人物に何を期待してもアレだが、あなたたちはこれを読んで、気で「言葉遊びの側面」などというくだらないことしか読みとれなかったのか。そりゃ訳者は苦労しただろう。

  • Debbie Nathan, Sybil Exposed: 原資料をもとに、多重人格シビルのウソを徹底的に暴いた本。でも批判的ながら同情的でフェアな視点のため、非常に感動的で悲しい本になっている。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Sybil Exposed: The Extraordinary Story Behind the Famous Multiple Personality Case 作者: Debbie Nathan出版社/メーカー: Free Press発売日: 2011/10/18メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 204回この商品を含むブログを見る むちゃくちゃおもしろく感動的。数日前に書いた「シビル」の真相暴露。一言でいえば、「シビル」は基的には捏造であったということ。それは、患者の「シビル」(名シャーリー・メイソン)、ウィルバー医者、を書いたジャーナリストのシュライバーの三名の共謀によるもの。患者は、抑圧の多い宗教的な環境で育ち、ちょっとした芸術的センスと空想癖・虚言癖があった。ジャーナリストは功名心に流行っていて、とにかくセレブになりたかった。医者は女性研究者として名を挙

    Debbie Nathan, Sybil Exposed: 原資料をもとに、多重人格シビルのウソを徹底的に暴いた本。でも批判的ながら同情的でフェアな視点のため、非常に感動的で悲しい本になっている。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 伊藤計劃のネタ元はほぼ山形浩生

    なんか誰も指摘しないので、一応指摘しておく。山形がよく紹介してた言語学やら脳科学やら進化論やらを元ネタに小説書いてるんだなあ、というのが山形読者にはわかる。しかも、うまく小説に取り入れているかというとそうでもなくて、ネタ元が透けて見える感じが読んでてなんかこっ恥ずかしい。ツイートする

    maturiya_itto
    maturiya_itto 2014/03/29
    山形浩生の読者的には、某書房側が「無かったことに」してる感。有名なお話ではディックのアレとか、いろいろとやってるからね。伊藤計劃追悼号でも寄稿してないし、関係者からは不自然なほど言及がない辺りお察し。
  • 「インチキホメオパシーを容認する長妻大臣」Yamagata Column in Voice 2010/11

    要約: アフリカの伝統医療局は、魔術が効果がない気休めだと知りつつ、それが有害なことだけはしないように監視していた。ところが日の長厚生大臣は、効果がないこと実証済みのホメオパシーを医療費削減のために検討するんだって。厚生大臣のくせにインチキにはまって、見ているほうが恥ずかしい。 かつて訪れたアフリカ某国の厚生省にあたるところには、ふつうの医療を司る各種部署に加えて、伝統医療部というのがあった。伝統的な部族の呪術師たちを監督する部署だそうな。「なんだい、呪文の統一規格でも作ってるのか」とからかったら、かれらは憮然とした顔をして「おれたちだって呪術なんか効かないのは知ってるけど、でも医療が発達してないところでは気休めでも重要なんだ。そしてときどき、プラスチックを粉にして飲むとエイズが治るとか、有害な教えを連中が広めたりする。それを把握して指導しないといけないんだよ」と説明してくれた。ぼくは

    maturiya_itto
    maturiya_itto 2011/07/14
    山形浩生のホメオパシー評。「心細い病人にとっては、気休めでも重要なのだ。だが有害な気休めは排除しなくてはならない」
  • Yamagata Dojo in CYZO 2006/01

    要約: 身障者がかわいそうだから、なんか彼らにスーパーマン的な力を与えるような奇跡が必要だとか、現実的な解決策を考えるだけでは不足だと騒いでみたりする哲学者は決定的に想像力が欠けているし、そんなマンガみたいな奇跡が政治経済で実現できると思っている点でまったく常識が欠けているのだけれど、それをほめる人がいるというのもゲンナリさせられることではある。 こんな文章がある。 「ならば、尋ねよう。車椅子抜きでは動けない人間、人工呼吸器を使用する人間、病院や施設に拘束されている人間がいる。そんな人間の移動の自由を確保するために、何が必要になるかを諸君は真剣に考えたことがあるのか。(中略)そもそも、諸君は、自由と潜在能力について気で考えてきたのか。いつだって現状の政治経済とのトレード・オフを口実にして誤魔化し続けてきたのではないのか。(中略) われわれが願っているのは奇跡である。車椅子がスポーツカーよ

    maturiya_itto
    maturiya_itto 2011/04/05
    「具体性のない妄想にふけるのは、有害なのだ。(中略)そんな「奇跡」はあきらめろ。妄想でしかない「奇跡」を捨てて初めて、現実的な小手先の改良のありがたみとすごさがわかる。」
  • Yamagata Dojo in CYZO 2008/7

    maturiya_itto
    maturiya_itto 2011/04/04
    「でもそこにあるのは、普通の秋の光景だ。その光景と、頭で理解している恐怖とをどう関連づけるか——たぶんそれは、安全と安心のちがい、何て話ともからんでくるのだろう。」
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