さっきBLOGOSで小寺信良さんが書いている特別寄稿がありまして。 【特別寄稿】踏みにじられたユーザーの意見、暴走するダウンロード刑罰化 - 小寺信良 http://blogos.com/article/35407/ 確かにこのような議論あれかしということで、ふむふむと読んでいたところ、最後でずっこけました。 [引用]しかもこの改正は、議員立法で行なわれようとしている。国民の意見が反映されるチャンスはないのだ。権利者側は、タレントの杉良太郎氏を連れて議員を周り、オジチャンオバチャン議員を骨抜きにしている。そういうやり方で、効果があるかどうかわからないような法規制が行なわれて、日本という国は大丈夫なのか? え、官僚の方が法案を書く内閣提案よりは、議員立法のほうが国民の声が反映されるんじゃないんですか? 結構大事なポイントだと思うんですが…。
2011年08月20日12:21 カテゴリネット放送 「嫌なら見なければいい」に感じるズレ フジテレビに対するネットの反感に対して、複数のタレントが「嫌なら見なければいい」という趣旨の発言をしたことが波紋を広げている。これに対する推理作家の深水黎一郎氏による、「そうではなく、マスメディアのあるべき姿が問われているのだ」という反論は、民営によるテレビ局運営の根幹に関わる問題を指摘している。 本来ならば元テレビマンである筆者がその点を深く掘り下げるべき立場なのだが、その前に「嫌なら見なければいい」という発言に感じる違和感について、少し思うところを話しておきたい。 「嫌なら見なければいい」と同じようなことは、TwitterやBlogでもたびたび起こっているが、ネットならばこの理屈は通ると思う。ネットのサービスの大半は、見たい人が情報を引っ張るPull型サービスであり、読者は「わざわざ見に行ってる
2010年12月26日20:00 カテゴリ雑談ライフ クリスマスの夜に 昨日のクリスマスは、年内の仕事もだいたい一段落したので、下の娘とずっと一緒にいることができた。妻がケーキ屋の店長に収まったので、このクリスマスシーズンはもう22日ぐらいから0時帰りの4時出社みたいな毎日が続いている。25日がその総仕上げというわけで、大変忙しいのであった。 妻が予約しておいてくれたケンタッキーと自分の店謹製クリスマスケーキで食事を終えた8時頃、妻から電話があった。今からお客様のところにケーキを届けに行かなければならいので、車で来てくれ、というわけだった。 いそいで店に向かい、妻を助手席に乗せて道々事情を聞くと、スタッフが在庫数のカウントを間違えて、予約分のケーキを店舗で売ってしまったらしい。隣駅の姉妹店に1台余ってるというので、それを受け取ってそのままお客様の家まで持って行く、ということだった。
2010年12月21日10:00 カテゴリネット政治 MIAU3周年にて思うこと 昨日はMIAU3周年記念イベントだった。集客が心配されたのだけど、最終的には講演は満席、ニコ生は12000人ぐらいののべ視聴者にお越しいただいて、ほっと胸をなで下ろしている。 冒頭挨拶をさせていただいたのだが、MIAUの語源をスでど忘れしたのには焦ったが、なんとかリカバーできたんじゃないかと。そのあせりっぷりはタイムシフト視聴でご覧ください。 以下挨拶のために用意した原稿を掲載し、支えてくださっている皆様への感謝の言葉とさせていただきたい。 記念講演に先立ちまして、私の方から簡単にご挨拶をさせていただきます。 私どもMIAUは、2007年10月に任意団体として発足しました。MIAUとは「Movements for the Internet Active Users」の略称で、当時の日本語名は「インターネット先
2010年12月11日10:00 カテゴリネットガジェット アクセスコントロールの弊害についての補足 昨日のエントリーでは、まず関係するであろう部分としてjailbreakの例を出した。しかし本当は、もうちょっと深いところまで心配している。それは、日本のエンジニアリングの萎縮である。 Xbox 360 Kinectセンサーというのをご存じだろうか。これはWiiみたいに体のアクションを使ってゲームするためのインターフェースだが、リモコンを手に持つ必要はない。カメラと赤外線センサーを組み合わせて、人体をセンシングする。今ネットでは、これをハッキングして様々な技術を競い合うという、面白い現象が起きている。 例えばこれとかこれとか。これはKinectセンサーを動かすオープンソースのドライバが出たことに端を発した実験である。マイクロソフト側はこれらの現象に対して、黙認の姿勢をとっている。目的外の使用
2010年12月10日10:00 カテゴリガジェット政治 アクセスコントロール規制を著作権法に組み込むとまずい理由 模倣品・海賊版拡散防止条約 (ACTA) の影響で、国内法改正の動きが活発化している。以前MIAUでも解説番組を放送したが、もっとも影響が大きいのは、アクセスコントロールの回避が違法化されることだろう。具体的にはマジコンを違法化したいということなのだが、このアクセスコントロール規制を経産省は不正競争防止法に、文科省は著作権法にそれぞれ組み込もうとしている。 MIAUとしてはマジコン対してのピンポイントに規制であればあまり積極的に反対する理由は見つからないのだが、これがアクセスコントロール全般に規制がかかると、困るところは沢山出てくるので、ざっくりとした規制には反対であることを両省庁に訴えてきた。 例えばアクセスコントロールの違法化で困るのが、LinuxでDVD Videoの再
2010年12月07日10:00 カテゴリネット mixiに受けた「いやァな感じ」 11月30日に正式導入された、mixiの「メールアドレスでの検索機能」は、事実上3日でサービスを取り下げることとなった。これまでfacebookが搭載してきた機能をなんの臆面もなくパクって来たわけだが、今回の失敗は割と致命的だったのではないかと思われる。 そもそもmixiがSNSとして台頭してきた理由は、なんでもかんでもオープンになるネットに辟易として、共通の秘密あるいはプライバシーを持ちたいという人々のニーズにマッチしたからである。以前もコラムで指摘したことがあるが、プライバシーが守られたパソコン通信の時代が崩壊し、同時にプライバシーの壁も崩壊したネットの世界に、もう一回壁を作り直したのだ。それがmixiがウケた理由である。 ところが今ソーシャルメディアとして成長しているのは、人と人との繋がりの間にプライ
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005.htmlの記事に関する、高橋健太郎(@kentarotakahash)氏のツイート。"書かないよ、そんなの。誰か原稿料くれんの? QT @takeshix これ、健太郎さんの反論のまとめ記事がいりますね"(http://twitter.com/kentarotakahash/status/10971825607)というやり取りがあり、 氏の発言に興味が湧きました。そこでこの話題に関するツイートをまとめようと考えるも、浅学ゆえ効率的に検索してTLを再現することができません。Feel free to edit! or should I say "Help me!"
2009年の日本を振り返ってみると、「閉塞(へいそく)感」という言葉がだんだんシャレにならないレベルになってきたというのが、多くの人の偽らざる感想なのではないだろうか。今回は昨年起こった知財に関する問題を振り返りながら、今年注目すべきポイントについて、解説してみたい。 知財保護強化 今年1月1日より、著作権法による「ダウンロード違法化」が施行された。ネットでもポツポツと話題になってはいるが、正直、決まったことを今さら批判しても遅い。 著作権法の権利者保護強化は、すでに数年前から続いてきた傾向である。その背景には、日本にもブロードバンド網が本格的に普及し、またモバイル回線も高速化したことで、音楽・映像ファイルの大量アップロード/ダウンロードが可能になったこと、そして景気低迷により、娯楽産業である音楽業界からまず最初に景気が悪くなったため、音楽関係の権利者団体が知財保護の引き締め策に走ったこと
Windows7をクリーンインストールしなおして、WEBアプリケーションを中心に使っている。IMEも標準ので頑張ってみようと思ったのだが、原稿の書き出しで「知財政策」を変換するだけで疲れてしまったので、ATOKさんに出動願うことに。 ほとんどの作業はネットにさえ繋がればできるのだが、送られてくる資料やなんかを開くのが案外大変だったりする。Wordの書類はGoogle Documentで開けるが、箇条書きの数字が変になったりするのが残念。MSのソフトなんだから、OSに専用ビューワーぐらい付けたらどうかと思う。おそらくほとんどの人は、Wordの書類を書く側の人ではなく、読む側の人なのだから。 あとPDFのリーダーぐらいは、OS標準でなんか開発してもいいんじゃないかと思ったなぁ。その点Mac OSは、標準のマルチフォーマットビューワーでPDFも読めるので、導入して最初に読むことになるドキュメント
2ちゃんねるに「小女子焼き殺す」と殺害予告した男が、懲役1年6ヶ月を求刑されたそうである。これに対して行き過ぎだとか、表現の自由の侵害だといった意見もあるだろう。僕が思うにこの事件で彼がいけなかったのは、すごく単純なルールを破ったことだった。つまりそれは、 「ガチな大人をからかっちゃいけない」 ということである。からかう、揶揄するといった行為は、テレビなどで芸人が大物タレントに対して平気でやったりして、多くの人の感覚がズレてきている部分はあると思うのだが、本当の姿を知らない人が多いというのは仕方がないことかもしれない。 毒舌で知られる芸人なんかは、収録前に大物タレントの楽屋に必ず挨拶に行くし、収録が終わった後も失礼があったら詫びに行くのが普通である。それで「あそこをOAするのはちょっと…」という話になれば、編集でカットする。それを怠ると、次はない。 冗談もわからないのかと怒る人も世の中には
日本の映像産業は、テレビへの依存度、正確には地上波放送への依存度が高い。総務省の調査によれば、国内で制作される映像コンテンツのうち、時間にして約92%が放送によって消費されている。 ところがこのうち、DVDやネットなどで二次利用されるのは、わずか8%にしか過ぎない。多くの番組が、一次流通である放送で終わってしまっているわけである。ここまで二次利用が進まないのは、権利処理が複雑だから、という意見がある。 主にこの意見を主張しているのは、放送局だ。著作権は局が持っているにしても、出演者など実演家の権利、音楽使用料など、さまざまな処理が必要になる。処理とは言うが、要するに誰にいくら払うかという話である。 音楽使用料に関しては比較的話が早い。JASRACがネットでの二次利用の音楽使用料ガイドラインを提示しているからだ。何かの批判の多いJASRACだが、どんぶり勘定でもとりあえず金さえ払えば文句を言
テレビ番組は二次利用の価値があるか 今放送局は、放送外収入の増加が期待されている。従って各テレビ局の関係者も「番組の二次利用を積極的に促進していく意思はある」と述べる。しかし実態は、我々消費者が喜ぶようなドラスティックな動きというのは、ほとんど見られない。あきらかにテレビ局は、放送コンテンツの露出を絞っている。 この要因は、権利処理が複雑だからではなく、放送局が現状のビジネスモデルの崩壊を防ぎたいという意思の表われであると筆者は見ている。これは「風が吹けば桶屋が儲かる」的理屈なのだが、 放送を1回しか行なわない ↓ 番組のプレミアム感が上がる ↓ 放送を待ち遠しく思うようになり、生で見るようになる ↓ 視聴率が上がる ↓ 番組スポンサー料金が上がる ↓ 広告収入が増える という流れを維持したいからである。だが実態はそれほど甘くなく、若い人のテレビ離れは深刻だ。それはテレビ制作の現場に、若い
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