のアパートの近くには、中学と高校が2個あって、たまに吹奏楽部の音が聞こえる。 朝起きると、何かの準備運動の音も聞こえる。いちにいさん、と数えている。 朝と夕方には、パトロールの警察官がグルグルと近所を回っていて、たまに、夜道では危険だからイヤホン外してね、と、声をかけられる。 駅前のコンビニは朝と夜も学生たちでパンパンで、外で買い食いをして、ずっと何かを話している。 顔を覚えたりする訳では無いけれど、どの生徒も部活を頑張ってるみたいで、でっかいエナメルのバッグに手づくりのお守りを沢山つけている。 それを、交番の人は見守っている。 駅のホームに行くと、よく、何時間話し込んでいるんだろうという女子たちがいる、よく泣いたり、していて、外見や泣き方で、理由が何となくわかる。 わたしが学生のころ、友達の前で見せた涙は、沢山あったし、色んな涙を遠巻きにも、身近にもたくさん見た事を思いだす。 多感、思春