「メディアが取り上げて、『男女平等が当たり前だよね』と言い始めたのは、ここ10年くらいじゃないかな。それもインターネットメディアが増えたからじゃないかな」
「メディアが取り上げて、『男女平等が当たり前だよね』と言い始めたのは、ここ10年くらいじゃないかな。それもインターネットメディアが増えたからじゃないかな」
【1】 2013年に『アナと雪の女王』が公開されたとき、「旧来のシンデレラ的な価値観が遂に否定された」というようなことを言う人たちがいた。今でもそういう認識の人は多いかもしれない。 なるほど、『アナ雪』ではプリンセスにかけられた呪いを解いたのは王子様のキスではなかった。プリンセス自身の真実の愛が呪いを解いた。そもそも、ひと目見て運命の人だと確信したハンス王子は運命の人でも何でもなかったし、本当の運命の人であったクリストフも、クライマックスではヒロインの行動を見守るしかできなかった。『シンデレラ』や『眠れる森の美女』が描いた価値観は、『アナ雪』によって克服されたかのように見える。 しかし、本当に『アナ雪』はディズニー旧来の価値観と全く異なる何かを描いたのだろうか。もしディズニーが『アナ雪』によってシンデレラ的な価値観を否定したのだとするならば、シンデレラやオーロラのような、王子様に助けられる
イギリスのハリー王子とメガン妃の王室離脱宣言が話題を呼んでいます。メガン妃の行儀の悪さを非難する声も多いですが、アメリカ在住の作家・渡辺由佳里さんは、歴史を振り返ると「行儀が悪い」ことは必ずしも悪ではなかったと考察します。 「行儀が悪い」メガン妃 ハリー王子とメガン妃が王族引退宣言(詳細の合意ができたことを、1月18日にエリザベス女王が公式発表)ことで、世界中の人々が大騒ぎしている。メディアから人種差別丸出しのいじめにあった妻を守るハリー王子への絶賛があるいっぽうで、メガン妃に対するバッシングが目立つ。「英国王室のマナーや礼儀を重んじていない」、「英国王室の(ビートルズ解散の原因を作ったと責められた)ヨーコ・オノだ」といったものだ。その前から、「舌を出したりして、王室の一員らしくない」と「行儀の悪さ」を上げる批判がかなりあった。 メディアを見ていると、メガン妃が黒人であることと、アメリカ人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く