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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (15)

  • EM菌 : 有機化学美術館・分館

    6月6 ラジオ出演「疑似科学を科学する」 ツイッターなどでご覧になった方もおられたと思いますが、昨日の夜、TBSラジオ「Session-22」という番組に出演して参りました(急きょ呼ばれたので、こちらでは告知が間に合いませんでしたが)。テーマは「疑似科学」で、司会は評論家で編集者の荻上チキ氏。ゲストとしてもう一方、法政大学の左巻健男教授が招かれました。水にまつわるあまたの疑似科学を解説した「水はなんにも知らないよ」をはじめとして多数の著書があり、このテーマを語るには最もふさわしい方でしょう。 番組では、疑似科学の中でも「EM菌」と呼ばれるものがメインで話が進みました。「EM」というのはEffective Microorganismの略で、日語では「有用微生物群」と表記されます。その実体は、要するに乳酸菌や光合成細菌といった微生物が、共生している集合体とされます。 これは当初、畑の土壌の改

    EM菌 : 有機化学美術館・分館
    powerbreathing
    powerbreathing 2016/07/29
    “「厄介なことに、疑似科学には”感動”があるから」ではないか”加えて資金や組織まであります。厄介極まります。#EM菌
  • フェアリーリングが世界を救う? : 有機化学美術館・分館

    1月27 フェアリーリングが世界を救う? 子供向けのアニメか何かみたいなタイトルですが、ちゃんとした化学のお話です。「フェアリーリング」というのは、下の写真のようにキノコが輪の形になって生えてくる現象を指します。西洋では、妖精が輪になって踊った跡だという伝承があり、この名で呼ばれているのでそうです。 オーストラリアで観察されたフェアリーリング(ウィキペディアより) フェアリーリングを作るキノコは一種類ではなく、今まで50種ほどがこうしたリングを作ることがわかっているそうです。直径は大きなもので600mにもなり、700年も成長している例が知られているといいます。科学的な文献に初めて登場したのは1675年で、古くから知られている現象ですが、詳しい成長のメカニズムなどは完全にわかっていないようです。 このフェアリーリング、まず草が異常に成長し、それが枯れてからキノコが生えてくるケースもあります。

    フェアリーリングが世界を救う? : 有機化学美術館・分館
    powerbreathing
    powerbreathing 2014/01/27
    夢とロマンがありますね。
  • ラジオ出演「疑似科学を科学する」 : 有機化学美術館・分館

    6月6 ラジオ出演「疑似科学を科学する」 カテゴリ:疑似科学雑記 ツイッターなどでご覧になった方もおられたと思いますが、昨日の夜、TBSラジオ「Session-22」という番組に出演して参りました(急きょ呼ばれたので、こちらでは告知が間に合いませんでしたが)。テーマは「疑似科学」で、司会は評論家で編集者の荻上チキ氏。ゲストとしてもう一方、法政大学の左巻健男教授が招かれました。水にまつわるあまたの疑似科学を解説した「水はなんにも知らないよ」をはじめとして多数の著書があり、このテーマを語るには最もふさわしい方でしょう。 番組では、疑似科学の中でも「EM菌」と呼ばれるものがメインで話が進みました。「EM」というのはEffective Microorganismの略で、日語では「有用微生物群」と表記されます。その実体は、要するに乳酸菌や光合成細菌といった微生物が、共生している集合体とされます。

    ラジオ出演「疑似科学を科学する」 : 有機化学美術館・分館
    powerbreathing
    powerbreathing 2013/06/07
    「化学者は何万人といますから、5%といわず1%でも正しい情報の発信に時間を振り向ければ、大変な力になると思います。」トゥゲッターの『EM菌』タグ紹介ありがとうございます。
  • 金塊を作る細菌 : 有機化学美術館・分館

    2月5 金塊を作る細菌 ギリシャ神話に登場する、ミダス王という人物をご存知でしょうか。彼はリディアという国の王だったのですが、ある時神様にお願いして「手に触れたもの全てが黄金に変わる」という能力を手に入れます。しかしこれによってべようとした事も、飲み水も片端から黄金に変わってしまうことに気づき、あわてて取り消してもらうというストーリーです。まあドラえもんとのび太の紀元前バージョンみたいなお話ですね。 自然金(ウィキペディアより) しかしなんと、黄金のかたまりを作り出す細菌が実際に発見されたという報告が、Nature Chemical Biologyに掲載されました。といってもこの細菌は、錬金術師のようにいきなり金を作り出すわけではありません。まわりに存在する金イオンを捕まえて、金の微粒子に変えるという働きを持ちます。 このように、生物が鉱物を作り出すことを、「バイオミネラリゼーション」

    金塊を作る細菌 : 有機化学美術館・分館
    powerbreathing
    powerbreathing 2013/02/05
    元々金イオン濃度が高い場所にいた菌なのでしょうね。当たり前だけれど金イオンが少ない場所で金を集めろといっても無理。
  • 「13年に注目したい水3種」のこと : 有機化学美術館・分館

    1月27 「13年に注目したい水3種」のこと Yahooニュースに、「13年に注目したいミネラル炭酸水、水素水、純銀イオン水」という記事が出ていました。「毎日キレイ」というウェブサイトに出ていた、こちらが元記事のようです。執筆者は、「開運雑誌、ブライダル雑誌の編集者を経て、開運やスピリチュアル、健康、心理学、結婚、民俗学、宗教など、人が豊かにしあわせになるための方法をさまざまな分野に取材・実践する編集&執筆者」である、内山真李氏だそうです。 こちらでは、ミネラル炭酸水・水素水・純銀イオン水という3種の「水」を取り上げ、今年注目の商品として紹介しています。が、ちょっとこれはないと思いますし、何しろYahooニュースに出てしまうと影響力が大きいので、一応及ばずながら警告記事を書いておきます。 1番目の「ミネラル炭酸水」というのは「炭酸水は胃腸の調子をととのえ、ダイエット効果も期待できるほか、血

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    powerbreathing 2013/01/27
    ブログでも注目記事ですね。
  • グルコース〜一人勝ちにはわけがある : 有機化学美術館・分館

    6月9 グルコース〜一人勝ちにはわけがある 糖というのは、なかなかに奥が深いしろものです。生体内で糖鎖の果たす役割は多彩なのですが、何しろ複雑すぎてよくわかっていない面があるのが現状です。 何が複雑なのか?まず糖は核酸やアミノ酸に比べて、非常に多様です。六炭糖のアルドース(末端がアルデヒド型の糖)だけをとっても、16種類の異性体(鏡像異性体を除けば8種類)の異性体が存在し得ます。最も有名なのはグルコース(ブドウ糖)で、マンノース、ガラクトースなどはそれなりに名が知られていますが、アロース、アルトロース、グロース、イドース、タロースとなると、聞いたこともないという方が多いでしょう。筆者もイドースなんてものは知りませんでした。 イドース で、名を知られているのがなぜマンノース、ガラクトース、グルコースかといえば、他の5種はほとんど天然に存在しないからです。マンノースの名は神々のべ物「マナ」に

    グルコース〜一人勝ちにはわけがある : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/06/09
    グルコースは形状が水分子の水素結合に近いので細胞膜を通過し易いという話を昔見ました。
  • ヘキサメチレンテトラミンとは何か : 有機化学美術館・分館

    5月26 ヘキサメチレンテトラミンとは何か まず少々お知らせ。CASでは、化学関連の注目コンテンツを、動画やポッドキャストなどで配信しています。一部は日語訳もされており、聞きやすい構成になっておりますので、ぜひお訪ねいただければと思います。発音のよい英語ですので、ヒアリングのなかなかよい練習にもなります。 CASメディアライブラリー *    *    *    *    * さて先日来騒ぎになっているホルムアルデヒド汚染の件、ヘキサメチレンテトラミンが流されたものと確定したようですね(ニュース)。廃液にヘキサメチレンテトラミンが入っていることを、委託された業者が知らされていたとかいなかったとかもめているようですが、いずれにせよ何十トンもの廃液を処理するには、認識が甘かったといわれても仕方ないところでしょう。なおホルムアルデヒドの性質については、以前館に書いた記事をご覧ください。 ホル

    ヘキサメチレンテトラミンとは何か : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/05/27
    混沌の闇に光を「専門家から見ればバカバカしいの一言で終わってしまう話ですが、こういうことにも丁寧に説明・対応していく人材が、やはり今後必要になっていくのかなという気はしています。」
  • 人が七色を見る理由 : 有機化学美術館・分館

    4月26 人が七色を見る理由 一説によると、人間は入ってくる情報の80%を視覚から得ているそうです。光を捕らえ、物の存在を知る「目」こそ、自然が発明したセンサーの最高傑作といってよいでしょう。 人間の目は、だいたい波長400nmから800nmの間の光を感知し、それぞれ波長に応じて「色」として認識します。たとえばニンジンなどの色素カロテンは、450nm前後の光(青緑〜黄緑)を吸収するため赤く見えます。 ニンジンの色素・カロテンは赤橙色に見える。 人にもよりますが、400nmより波長の短い光は紫外線、800nmより波長の長い光は赤外線と呼ばれ、人間の目には見えません。赤外線も感知できれば暗闇でも熱源が見えたりするので便利そうですが、そうはなっていません。 ではなぜ、人間はこの範囲の光を感知するように進化したのでしょうか?これは当然、地球の環境で生きていく上で、最適な範囲であったからでしょう。地

    人が七色を見る理由 : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/04/28
    太陽の恵みと生命のお話。
  • 最後の分子職人、この春に引退 : 有機化学美術館・分館

    4月1 最後の分子職人、この春に引退 この春、最後の「分子組み立て職人」が引退する。東京・荒川の町工場で、56年間にわたって分子づくりに取り組んできた作山政幸(74)さんだ。手作りでひとつひとつ分子を組み上げる技術を持った、最後の職人。顕微鏡と指先の感覚だけをたよりに、ひとつひとつ原子をつなぎ、分子を組み立ててゆく。超微細作業をやってのけるそのテクニックは、海外でも「神業」とまで呼ばれ、高く評価されている。 作山さんが郷里・岡山の高校を卒業して、この工場に入ったのは1956年。手先の器用さを見込まれて現場に抜擢、先輩にみっちりと技術を叩き込まれた。 「あたしらの頃はね、有機化学なんて学校では習わない。全部工場での耳学問ですよ。でもね、難しい軌道論なんてわからなくたって、この分子のここにこのパーツはくっつきたがってる、なんてのがちゃあんとわかりますからね」 高度成長期にはあちこちからの注文が

    最後の分子職人、この春に引退 : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/04/01
    丁寧な仕込みと熟成ですねw
  • UCLA事故に刑事告発 : 有機化学美術館・分館

    2月29 UCLA事故に刑事告発 今月のNatureダイジェストに、ちょっと驚くような記事があったので紹介しておきます。 2008年の末、UCLAの有機化学研究室で、試薬の発火事故で23歳の女性研究員が大やけどを負い、亡くなった事件をご記憶の方も多いと思います。事件の詳細は、ChemStationの記事に詳しいのでそちらをご覧下さい。 この事故はすでに解決したと思っていたのですが、3年を経た2011年12月、研究員の指導教官であったPatrick HarranとUCLAを、ロサンゼルス地方検察局が告訴することになったそうです。Harranには逮捕状が出ており、有罪となれば最長4年6ヶ月の懲役、UCLAは約1億2千万円の罰金が科されるということです。筆者は法律にはうといですし、ましてアメリカの量刑の感覚などわかりませんが、これは単純な過失致死というより殺人未遂に近いような重罰ではないかと思い

    UCLA事故に刑事告発 : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/02/29
    化学と生物学は命の犠牲の上に築かれた側面がありますよね。
  • 折り紙準結晶2 : 有機化学美術館・分館

    2月26 折り紙準結晶2 昨年のノーベル化学賞に輝いた準結晶については、すでに何度か当サイトでも触れております。で、一度「折り紙準結晶」と題して、付箋紙で作るペンローズタイルの折り方を掲載しました。 付箋紙で作ったペンローズタイル ただそちらでも書きました通り、これは実は準結晶ではなく、その2次元版というべきペンローズタイルですので、「折り紙準結晶」というタイトルは若干誇大広告ではあります。ということで、格的な3次元の準結晶格子を作れないものか、いろいろ調べておりました。とはいえ普通の結晶格子ですら把握は難しいのに、非周期的な準結晶ともなると、なかなか筆者の脳みその手に余るところとなってきます。 とりあえずいろいろネットを漁ってみますと、準結晶研究の第一人者である蔡 安邦・東北大教授による報告資料(PDFファイル、準結晶の構造については11ページから)、そして多面体ファンの間では知られた

    折り紙準結晶2 : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/02/26
    おもしろいですね。
  • 有機化学美術館・分館:漆山 智之氏の”「DMHO」の正体と悪魔の証明”という記事について - livedoor Blog(ブログ)

    日、帰りの電車内でツイッターを眺めていたら、偶然こんな記事が目に入りました。「言論プラットフォーム アゴラ」に掲載されていたブログ記事です。 「DMHO」の正体と悪魔の証明 --- 漆山 智之 アゴラ編集部 / 記事一覧 DMHO(dihydrogen monoxide)という化学物質があります。この物質の特徴は以下の通りです。 (1)酸性雨の主成分である (2)強い温室効果を持ち、地球温暖化の原因となっている (3)高レベルのDHMOにさらされることで植物の成長が阻害される (4)末期ガンの腫瘍細胞中にも必ず含まれている (5)固体状態のDHMOに長時間触れていると、皮膚の大規模な損傷を起こす (6)多くの金属を腐・劣化させる (7)自動車のブレーキや電気系統の機能低下の原因となる この物質は日中の工場で冷却・洗浄・溶剤などとして何の規制もなく使用、排出され、

  • オゾンは体にいいのか悪いのか? : 有機化学美術館・分館

    10月30 オゾンは体にいいのか悪いのか? 筆者は毎日つくばエクスプレスに乗って通勤をしております。で、先日筑波山観光のこんな広告が車内に出ておりました。 「からだいっぱい、オゾンを浴びて元気になる」 えー、危ないですからぜひやめて下さい。 どうもオゾンというのは「酸素の濃いやつ」的な、体によいものと思われているようですが、実際にはオゾンは猛毒の気体です。オゾンは酸素ガスに紫外線や放電を浴びせることによって発生し、酸素原子が3つつながった構造を持ちます。 オゾンの共鳴構造 どうしてこれが猛毒かといえば、オゾンは不安定であり、余分な酸素原子ひとつを他の分子に押しつけ、安定な酸素分子(O2)に戻りたがる性質がある――すなわち、強い酸化力を持つからです。これにより、生体の大事な分子を破壊してしまうので、毒として働くのです。 しかしオゾンは低濃度では殺菌効果があり、医療器具などの消毒に使われます。

    オゾンは体にいいのか悪いのか? : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/01/29
    血液クレンジング・・・トンデモの種が尽きないなぁ
  • 健康と酵素(エンザイム)のこと : 有機化学美術館・分館

    1月23 健康と酵素(エンザイム)のこと いろいろなものが次々に流行し、移り変わりの激しい健康業界ですが、最近のキーワードはどうやら「酵素」であるようです。酵素がらみの商品は、品・ドリンク・化粧品・風呂などに至るまで広がっており、胃腸機能・神経痛・筋肉痛・冷え性・肩こりの改善、デトックス・ダイエットなど様々な効能が謳われています(まあ何にでも効くと主張するものというのは、実際にはたいてい何にも効かないとしたものですが)。 しかし、この健康業界でいう「酵素」という言葉は、どうも来の意味からだいぶ外れ、妙な使い方をされるようになっています。まあ不正確というだけならさほどのことでもありませんが、それがトンデモ商法に結びついているとあらば少々問題にすべきでしょう。そしてこの「酵素」は困ったことに、一部の医師などにも信奉者を獲得し、着々と勢力を広げているようです。 来、酵素という言葉は「生体に

    健康と酵素(エンザイム)のこと : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/01/23
    世にトンデモの種は尽きまじ
  • 細菌VS人類の丁々発止〜バンコマイシン耐性菌は退治できるか? : 有機化学美術館・分館

    1月15 細菌VS人類の丁々発止〜バンコマイシン耐性菌は退治できるか? ここのところ医薬ネタ、ディープな学術系のネタをあまり書いていなかった気がします。久々に近着論文からひとつ紹介してみましょう。 医薬史上最大の発見は何かといえば、やはりペニシリンを初めとする抗生物質であろうと思います。長く人類を苦しめてきた細菌感染症のほとんどを、一気に解決してしまったわけですから、その功績はノーベル賞をいくつ出しても惜しくないほど巨大なものといえるでしょう。 ペニシリン しかしその抗生物質の地位は、近年揺らぎ始めています。細菌たちは環境に合わせて自らの構造を変化させつつあり、その結果抗生物質の効かない「耐性菌」が続々と登場しているのです。たとえばある種の菌は、ペニシリンの効き目のタネであるβ-ラクタム部分を破壊する「β-ラクタマーゼ」という酵素を作っており、このためこの種の抗生物質が効かなくなっています

    細菌VS人類の丁々発止〜バンコマイシン耐性菌は退治できるか? : 有機化学美術館・分館
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    powerbreathing 2012/01/15
    放線菌に改造バンコマイシンは造れないでしょう。とすると改造バンコマイシンは部分合成になるのかな。技術orコスト的に難しそう。頑張って下さい。
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