「イスラム国」は偽物=エジプトの厳格派インタビュー インタビューに答えるエジプトのイスラム厳格派指導者、ヤセル・ブラハミ氏=8日、北部アレクサンドリア 【カイロ時事】イラクとシリアで活動する過激組織「イスラム国」は、シャリア(イスラム法)に基づくカリフ(預言者ムハンマドの後継者)による厳格な統治を主張する。これに関し、エジプトで強い影響力を持つイスラム厳格派指導者ヤセル・ブラハミ氏は「イスラムの名前をかたる偽物」と強く批判した上で、真のイスラム国家は民主主義と両立すると説いた。インタビューの概要は以下の通り。 −「イスラム国」をどう考えるか。 過激派だ。考え方の異なる人を背教者と決め付け、暴力ばかりに訴えている。無意味な殺害行為はイスラムに反する。 −なぜ彼らは「イスラム国」を名乗るのか。 世界各地のイスラム教徒の気持ちを高揚させ、集結させるのが狙いだろう。ただ、真の意味でのイスラ