Googleマップのデザインが11月中旬頃に変わりました。主に地図全体の配色が変更され、一目で「変わったな」と分かる大きなアップデートです。従来の配色とかなり異なるため、一部では賛否両論のようですが、アクセシビリティーの観点でメリットを指摘する声もあるようです。 Googleの元デザイナー「人間的ではない」 実は9月頃から、一部ユーザーを対象にGoogleマップの新しいデザインがテストされてきました。11月中旬のタイミングで多くのユーザーに反映されたようで、今注目が集まっているということです。 海や緑地の色が淡い色合いになったり、道路上の横断歩道が表示されるようになったりと、見慣れたGoogleマップの見た目が変わって新鮮に感じる一方で、一般道と高速道路が同じ灰色基調で表示されるなど、見づらくなったと言う人もSNSで見かけます。 米Googleの元デザイナーで、Googleマップのデザイン
名鉄海上観光船(南知多町)は、美浜町の河和港―名鉄河和駅間で運行していた無料送迎バスを運転士確保の困難を理由に3月で廃止した。南知多町の日間賀島や篠島に向かう観光客だけでなく、知多半島の病院などに行く島民も利用していた送迎バス。高齢者にとっては港から駅まで歩くのも簡単ではない。島民には困惑の声が広がっている。 小雨の降る11月上旬。記者が港から駅までを歩いてみた。駅前には交通量の多い交差点があり、信号待ちをする際の歩道の整備は十分ではない。歩道橋はあるが、階段を上るのが難しい高齢者もいる。実際、この時も歩道橋の利用を諦めている高齢者がいた。記者が歩道橋を使わずに要した時間は7分半だった。...
近年のビデオゲームの進化はめざましい。技術の発達で、現実と見まがうようなリアルなグラフィックのゲームがいくつもつくられ、またオンラインを介して国籍や言葉を超えた多様なプレイヤーが仮想世界の冒険や戦いや出会いを楽しんでいる。 しかしそれと並行して、じつは進化し続けているのがユーザーのアクセシビリティ。障がいなどがある人でもゲームを楽しめる工夫の進化だ。その最前線を突き進んでいるのが人気格闘ゲームの最新作『ストリートファイター6』だ。同作では、eスポーツを介した障がい者の就労支援を行なう株式会社ePARAと共同し、対戦相手との距離やお互いのコンディションをサウンドで把握する工夫などが随所に盛り込まれている。 今回、同作を制作したカプコンからディレクターの中山貴之、サウンドチームの渥美格之進、小池義規、ePARAから代表取締役の加藤大貴、ブラインドeスポーツプレイヤーのNAOYA、今回の共同プロ
Web アプリケーションエンジニアのためのウェブアクセシビリティの基礎 2023.02.18 ウェブアプリケーションエンジニアを対象に、アクセシビリティの対応について解説した記事。アクセシビリティを向上させるためには、正しいHTMLの書き方が必要である。HTML要素には、アクセシビリティに関する機能が元々備わっているため、適切なHTMLを選択し使用することが大切だ。複雑なUIの場合はWAI-ARIAを使用し、ARIA Authoring Practices Guideに基づき適切に実装する必要がある。UIライブラリ選びの際には、WAI-ARIAに従った実装を行っているかが基準の1つとなる。 この記事は、ウェブアプリケーションエンジニアとして仕事をされているほうを対象に書かれています。日々のウェブフロントエンドの開発の中で意識しておきたい基礎的な内容をメインに記載しています。 そのため、ここ
Web フロントエンドの実装において本来の機能を損なってはいけない 2022.12.24 データの取得・ルーティング・フォームの値の管理に至るまで JavaScript で制御するようになった結果、本来備わっていた機能を損なう形で実装されるような間違いが起きるケースも発生してしまいました。見た目上操作に不都合がないのですが、修飾キーが有効でなかったりと、とある要素が当然に持っているべき機能が失われていることがよくあります。 昨今の Web フロントエンドの開発においては、React や Vue.js などを利用した SPA を採用することが多くなりました。従来の MPA と比較して、リンククリック時やフォーム送信時にページリロードを挟まないので、高速な画面遷移を実現できるため、快適な操作を実現できます。 一方データの取得・ルーティング・フォームの値の管理に至るまで JavaScript で
ツッコミが追いつかないというのは、こういうことを指すの…? ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会 - 国土交通省水管理・国土保全局 障害等に対応する一人ひとりのニーズに応じた水害リスク情報提供のあり方を検討する有識者会議を開催します! ~ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会(第1回)の開催~ - 国土交通省 ハザードマップは、主に地図上に水害リスクに関する情報を示すものですが、視覚等に障害を有する場合は紙面等の情報を取得することが困難であること、また、自身のリスクが把握しづらく、避難行動に役立ちにくいという意見もあることから、一人ひとりの環境やニーズに合ったリスク情報提供のあり方を整理するため、「ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会」を設置し、令和3年12月23日(木)に第1回検討会を開催します。 という趣旨らしいです。これまで検討会は4回開催され
北海道には「奇跡のコンビニ」として知られる「セイコーマート初山別店」(北海道初山別村)がある。初山別村は人口1075人という小さな村だ。村の万屋(よろずや)的存在であった商店が閉店してから日々の買い物が困難になり、村長が自らセコマに直談判。「赤字覚悟」でなんとか開業に至った。 そんなセイコーマート初山別店は、開業から8年を迎えた今、なんと黒字経営を続けているという。セコマの丸谷会長に、開業してから見えてきた店の面白い使われ方と、黒字化できた要因について聞いた。 【お詫びと訂正:2022年12月28日午後1時00分 初出時「村唯一の商店」としていましたが、正しくは「村の中心部にあった唯一の商店」でした。お詫びして訂正いたします。】 <関連記事:「戦略がないのが戦略」 セコマ会長が語る、買い物難民を救った「初山別店」開業の背景>
中国のケンタッキーフライドチキン(KFC)が、「極簡版」アプリをリリースした。大きな文字を採用するなど、中高年の利用を想定したもので、KFCが中高年消費者に注目をし始めていると小食代が報じた。 高齢者向けのアプリが続々登場 中国工信部が2021年4月に「モバイルインターネットアプリ高齢者対応ユニバーサルデザイン規範」を公表して以来、大きな文字を使用し、ポップアップ広告を表示しないアプリが次々と発表されている。KFCのアプリもこの流れにそったものだ。 KFCの担当者は小食代の取材に応えた。「ファストフードのデジタル化は、一部の方々にとってはむしろ障壁となってしまっています。高齢者がその典型で、自分でアプリの使い方を理解するのは簡単ではありません。極簡版ではモバイルオーダーとデリバリーの機能を中心に使いやすくしました」。 ▲他のアプリでも中高年版(右)が公開されている。文字を大きくするだけでな
最近、哲学者の千葉雅也氏がサイゼリヤについて語っていたツイートが「炎上」状態になっていた。 サイゼリヤに来たら、番号を記入した紙を渡す形式になっていた。ライス大盛りに一つの記号列が割り当てられている。ひどいと思った。世界は本当に寂しいところになった。これでいいと本気で思っているんですか、本当のところはどうなんですか、と叫びたくなった。 2022-07-05 12:56:36 ものすごく卑近な言い方にすれば、無味乾燥な記号にすることで本来それを指す言葉が持っていた豊潤さを消している、人間味であるとか詩的感性の剝奪である、というようなことであろう。コンテキスト等についてアンフェアにならないように紹介しておけば、togetterと氏のアカウントの直接の発言も参照されたい。 今回は、氏の発言がなぜ「炎上」状態になったかについて私見および他の方のご意見をメモとして残しておく。今回の内容は、私以外の方
障害者が日常生活や災害時に必要な情報を得られるようにして、健常者との情報格差の解消を目指す法案が12日、参院厚生労働委員会に提出され、全会一致で可決された。参院本会議で可決後、衆院での審議を経て今国会中に成立する見通し。法案は大切な情報が得られずにさまざまな困難に直面した当事者らの声を受けて議員立法で作成され、関係者は「情報分野のバリアフリー化が進む」と期待を寄せる。(大野暢子) この法案は「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法案」。第1条で「全ての障害者が、社会を構成する一員としてあらゆる活動に参加するためには、情報を十分に取得、利用し、円滑に意思疎通を図ることが極めて重要」と指摘。共生社会の実現に向け、障害の種類や程度にかかわらず、必要な情報を得やすくする施策を国や自治体などに求める。
少数色覚者にとって黄緑とオレンジは見分けづらい組み合わせの一つです。この記事のタイトル画像とかなかなか最悪です。 WEB、アプリや印刷物などのメディアではだいぶカラーユニバーサルデザインの考え方が浸透してきており、デザイナーも多様な色覚でも読み違えないように配慮してデザインすることが当たり前になってきていると思います。 Photoshopなどのグラフィックツールには簡単に少数色覚の見え方を確認できるプレビューモードがありますし、AdobeColorを使えば無料で少数色覚の人が混同しやすい色かどうかをすぐに確かめられます。https://color.adobe.com/ja/create/color-accessibility 少数色覚が見分けづらい色の組み合わせだと「-」が表示されるしかし、工業製品の世界では少数色覚にとって見分けづらい緑とオレンジの組み合わせのLEDインジケータ(表示)を
Mozillaブログより。 エリーゼ・ブランチャード インターネットは私たちの生活のあらゆる場面に浸透していますが、デジタルの世界では当たり前のように使われているものがあります。それは、多くのリンク、特にハイパーリンクが青色であることに気づいたことがありますか? 同僚が何気なく「なぜ、リンクが青いのか」と聞かれた時、私は戸惑いました。2001年からウェブサイトを制作しているユーザ・エクスペリエンス・デザイナーの和tがしは、常にリンクを青くしてきました。私は青の特定の色調を提唱してきました。しかし、「なぜリンクが青なのか」と疑問に思ったことはありません。それはただの事実でした。草は緑で、ハイパーリンクは青です。文化的に、私たちはリンクを青色に関連付けているため、2016年にGoogleがリンクを黒に変更したときには、かなりの混乱が生じました。 しかし今、私は「なぜ、リンクが青なのか」と言う疑
若者に人気のYouTube。それは視覚障害のある若者の間でも同じだ。ある盲学校の生徒たちは「YouTubeでヒカキンの番組をよく見る」という。彼らはどうやって動画を楽しんでいるのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第3回は「スマホの登場がすべてを変えた」――。(第3回) 視覚に頼った番組や広告が増えている インターネットの発達とスマートフォンの普及により、人が日々さらされる情報量は近年、飛躍的に増加し、情報過多の弊害が指摘されるようになった。 2018年にNHK放送文化研究所が実施した「情報とメディア利用」世論調査でも、年代を問わず多くの人が「情報が多すぎる」「情報疲れが起きている」と回答している。 いつ頃からか、テレビには頻繁ひんぱんに字幕が入るようになった。字幕機能の設定にかかわらず、番組中のすべてのコメントが字幕表示される傾向が
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