この記事は、家庭用ゲーム機に比べればややマニア度が高いこうした文化やガジェットを取り上げる連動企画。書き手は、パソコンゲームの歴史に詳しく、美少女ゲーム雑誌『メガストア』の元ライターでもあり、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』にも設定考証として参画しているライター・翻訳家の森瀬繚(もりせ・りょう)氏。 16bitセンセーション』第8話、1985年にタイムリープする六田守だが、作中でくり返し伝えられている通り、彼自身は美少女ゲームにとくに興味がないこともあって、このエピソード内でこのジャンルのアーリー・ヒストリーに踏み込んでいないもそのためだ。 よって、第8話の担当シナリオライターとして補遺の意味合いもこめて、1980年代以前のアダルト向けソフトウェアの歴史についてお話をさせていただきたい。 19世紀に普及した英文タイプライターが、すでにして数え切れぬほどの官能小説を生
「ファミコン互換機」は,なぜそこにある? 世界初の本格的な非公認ゲーム互換機データベース「アノウソライズン」が伝えるもの ライター:hally 巷にあふれるファミコン互換機。「手軽で助かる」という人もいれば,「再現性がいまいち」とお嘆きの人もいることと思うが,何にしても互換機のある風景は今やすっかり珍しくなくなった。かつては知る人ぞ知るマニアックな商品であり,もっと遡ればそもそも公に言及することすらはばかられる“海賊版”だったりもしたわけだから,隔世の感がある。 では,これらの互換機を作っているのは,そもそも何者なのだろうか。一体いつ頃,どこで,どのようにして互換機が生み出され,どういう経緯で広く流通するようになったのだろうか。私達はいまだ多くを知らずにいる。 ゲーム史の裏側で,決して讃えられることなく成長してきた鬼子たち。偉大なゲーム機が発売40周年を迎えた本日,改めて彼らの歴史について
新着記事をTwitterでお届けします。下記URLからご登録ください。 Twitter: https://twitter.com/irnote A. GENDAはM&Aによる非連続的な成長を経営戦略として掲げ、積極的なM&Aを展開している。そのため、創業から5年間で売上が115倍と驚異的な成長を遂げた。 2023年6月28日に、アミューズメント事業を展開する株式会社GENDA(ジェンダ/以下GENDA)が、東証グロース市場に上場承認されました。上場予定日は7月28日です。 GENDAは、セガサミーホールディングスの子会社だった「セガエンタテインメント(現GENDA GiGO Entertainment)」をグループ傘下に持つ会社で、SEGAブランドで運営しているゲームセンターの店舗名が「GiGO(ギーゴ)」に変わったことなどで大きな話題となりました。 参考:SEGAのゲームセンター店名がす
はじめまして。ゲーセン閉店botです。2015年1月から閉店するゲーセンをひたすら投稿してきました。もう1000店舗以上の閉店を見送ってきたので、だいぶゲーセンの閉店に対する気持ちもマヒしてきているような気がします。 8年間で一番閉店の反響が大きかったのはウェアハウス川崎だと思います。閉店から3年以上経った今でも、まだまだ人々の話題にのぼるくらい印象的な店舗でした。 ツイッターで1万件を越えるリツイート香港の九龍城砦を模した独特の店舗こうして失われていくゲーセンを惜しく思う気持ちもある一方、衰退するゲーセン業界に対して何ができるのだろうか、と無力感も覚えます。 そんな中、久しぶりに衝撃的な閉店情報が回ってきました。 アミュージアム茶屋町(通称:アム茶)の閉店告知こちらは1997年に「チルコポルト茶屋町店」というKONAMI系列のゲームセンターとしてオープンし、2002年から「アミュージアム
無論、ゲーム機の名前だけを言う人もいる。「最初に遊んだのはスーファミ(スーパーファミコン)かな」とか。そうしたら、スーファミで何を遊んでいたのかと、ゲームの話をきっかけに会話が弾むことも多いが、若い世代ともなると知らなかったり、実際に遊んだことがなかったりするゲーム機がぽつぽつと出てくることがある。 Amazon.co.jpでテレビゲームを調べる そんな筆者も平成生まれであるためか、実際に遊んだことがないハードは多々存在する。読者諸氏でハード発売時に生まれていても、子どもだったから買えなかったとか……いろいろあると思う。 いまから実際に遊ぼうとすれば、大変な代物もあるだろう。しかし、ここはゲームメディアの編集部。当然、昔のゲームを遊び、その当時の事情を知るベテラン編集者たちもいる。そんな人たちに当時の話を聞こう、そうしようと思い立ったのが本企画だ。 もっともらしい建前をつけるならば、先達の
瀬戸内海に浮かぶ最大の島といえば、兵庫県の「淡路島」。そんな淡路島の南部に位置する「南あわじ市」がいま「玉ねぎ」で島おこしをはかっています。 玉ねぎのイケメン王子様によるエスコートや「玉ねぎになれる」コスプレまで。いったいなぜ? 玉ねぎ王国と化した島の様子を探りに行ってきました。 食材が豊富な「南あわじ市」 「南あわじ市」。兵庫県の最南端に位置する、自然の恵みに溢れた街。播磨灘、鳴門海峡、紀伊水道と名だたる大海原に面し、天然の鯛やハモなど高級魚が獲れるほか、うず潮にもまれて身が締まったトラフグの養殖も盛ん。 さらに近畿では珍しくウニの素潜り漁が行われ、「うにしゃぶ」が新たな名物となっています。 三方を海で囲まれた「南あわじ市」 また野里に目を転じれば、肉質等級A・B3〜4以上など厳しい条件を満たしたブランド牛「淡路ビーフ」を育てる牧場をいだいています。南あわじ市は絶品な海鮮や優良肉のふるさ
まずは、「残機」のあらましについて簡単に整理しておこう。もとの形は「残機数」と考えられ、「残り」を表す接頭語の「残」が「機数」についたものと言える。 1970年代末から80年代の業務用ビデオゲームでは、「既定の回数ミスをするとゲーム終了」というルールが広く使われていた。とりわけシューティングゲームでは、この「ミスが許容される数」を、プレイヤーが操る戦闘機などの機体の“予備”の数として表現することが多かった。これが「残機数」と説明されたわけだ。 「既定の回数ミスをするとゲーム終了」は、アーケードゲームを“1回いくら”で運営する上での必要性から設けられたルールのひとつだった。しかしこれは電子ゲームや家庭用ゲーム機、パソコンゲームを問わず、アクションゲームやシューティングゲームの基本スタイルとして採用されていく。ただし、家庭用ゲーム機向けのアクションゲームに関しては、1980年代末以降、何らかの
カプコンの大人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズが、今年で35周年を迎えている。1987年に1作目がアーケードゲームとして登場し、4年後の91年から稼働している『ストリートファイターII(ストII)』が世界的な大ヒット。アニメ化やハリウッド実写映画化もされ、2D格闘ゲームの代名詞となった。 『ストII』以降も現在に至るまで作品は続いていて、2023年には『ストリートファイター6』も登場予定だ。 一方で、『ストII』の人気は根強く、30年以上経った今もなお、多くの企業間コラボが展開されている。例えば、17年3月にはトヨタ自動車のSUV「C-HR」とのコラボが実施され、ゲーム中の車を破壊するボーナスステージに「C-HR」が登場した。 22年6月には、『ストリートファイター』35周年の一環としてサントリーの「天然水スパークリング」とのコラボ商品も販売された。18年には佐賀県と『ストII
(本記事は法律の専門家でもなんでもないアマチュア研究家が書いています。そこらへんをお含みおきの上、ご高覧ください) 1.暗黒メガコーポコナミの誕生の経緯 2022年5月、ネットの海を震撼させる事件が起きました。それは「ゆっくり茶番劇商標登録問題」。youtubeやニコニコ動画で広く使われる「ゆっくり茶番劇」という言葉が、全然無名の1ユーザーによって商標登録されてしまい、その上「商標の使用料として10万円支払え」と言い出したのです。 この事件の流れの解説は他の皆様の記事に任せることとして、ざっくりいうと最終的に権利放棄へと至りました。無事、ネットの海に平穏が戻ってきたのです。 しかしこういった商標絡みの事件が起きるたび、思い出したかのように叩かれる企業が存在します。 その名はコナミ(現コナミグループ株式会社)。1999年に実際に商標登録で問題を起こしたことがある企業です。その内容はなかなか入
夏アニメ『異世界おじさん』おじさん役 子安武人さん×たかふみ役 福山潤さん×藤宮役 小松未可子さんが語る、思い出のゲームと作品の魅力|《現実世界組》声優座談会 累計200万部超のメガヒットコミック、 新感覚の異世界コメディ『異世界おじさん』がTVアニメ化! 2022年7月6日より放送がスタートする。 メガドライブミニを囲みながら行われた『異世界おじさん』放送開始を記念した座談会Part.1。集まってもらったのは、おじさん役 子安武人さん、たかふみ役 福山潤さん、藤宮役 小松未可子さん。 異世界「グランバハマル」から17年ぶりに戻ってきたおじさんを受け入れる日本(現実世界)サイドのメンバーで、作品の面白さやおじさんが愛してやまないSEGAの魅力について、楽しく語ってもらった。 2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。病室を訪れ
セガサミーホールディングスが2020年12月に売却したゲームセンター事業GENDA GiGO Entertainment(旧:セガ エンタテインメント、GENDA SEGA Entertainment)が、2022年1月期に31億7,500万円の営業黒字を出しました。 新型コロナウイルス感染拡大で営業活動が制限され、2021年3月期に23億800万円の営業損失を計上してから一転。いまだコロナが消費者に影響を与える中、早くも黒字化を達成しています。 GENDA GiGOに何が起こっているのでしょうか? 減価償却費を極限まで下げることに成功したか GENDA GiGOの2021年3月期の売上高は前期比29.2%減の287億6,000万円でした。GENDA GiGOは2022年に決算期を1月に移行しているため、10カ月間の業績になっているものの、2022年1月期の売上高は前の期と比較してわずか5
「SEGA」ブランドで運営している全国のゲームセンターの名称が「GiGO」(ギーゴ)ブランドに変わる。運営元のGENDA SEGA Entertainmentが1月28日に発表した。商号もGENDA GiGO Entertainmentへと変更されたことで、今後はSEGAブランドがゲームセンターから失われていくことになる。 そんなニュースに昔からのゲームファンの中には、少しセンチメンタルな気分になった人もいたようだ。ネットでは、セガがとうとうゲームセンターというフォーマットを諦め、撤退するかのような落日の寂しさを語る声も散見された。 もっともSEGAブランドを主語に語るのであれば、その本体であるセガサミーホールディングスは、2020年末時点でGENDA SEGA Entertainmentからほとんどの出資を引き上げており、セガ(セガサミー)はゲームセンターから事実上撤退していた。 今回の
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