とりわけ平成30年発売の最終作『X』で完結となったこの『ランス』シリーズは、第1作『Rance −光をもとめて−』が平成元(1989)年に発売されており、まさに平成という時代のパソコンブーム、PCゲーム業界の変化そのものを色濃く映している作品だと言えるだろう。 そして何より特筆すべき部分は、この『ランス』をはじめ、これらの人気シリーズすべての産みの親が、30年間ずっと開発チームのリーダーであり続けたことにある。 彼の名はTADA。コンシューマー市場にも、30年を超えて続く息の長い人気シリーズはあまり見ない。 TADA氏 それどころか30年売れ続けたシリーズを、ひとりの人物がずっと現場でコントロールし続けていた例はほかに類を見ない。個性的な世界観と、だれにも真似できなかった独自のゲームシステムの数々。 TADA氏の作品はいつも、遊び尽くせぬボリュームと中毒性の高いゲーム性を誇っていた。 たと
ホーム 全記事 インタビュー 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』音楽家・高見龍氏インタビュー 今明かされる『EVE burst error』『YU-NO』秘話 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(以下、YU-NO)』は1996年12月に発売されたアドベンチャーゲームだ。SFやミステリーが絡む骨太で重厚なストーリーと、時間軸を自由に行き来できるA.D.M.Sというシステムが渾然一体となっている点が最大の特徴であり、しばしば「アドベンチャーゲームの金字塔」とも評される。2000年代以降に流行ったループものの再評価の道筋をいち早くつけた作品であり、ループものをゲームシステムに落とし込んだという意味では、いまだにこのゲームを超えたゲームは登場していないと言っても過言ではない。 『YU-NO』はまずPC98からリリースされ、97年にセガ・サターンに大幅にアレンジされて移殖、2000年にはW
既報の通り、マウスコンピューターから非常にユニークな製品が登場した。その名は「m-Stick MS-NH1」。スティック型のデザインで本体サイズは100(幅)×38(奥行き)×9.8(高さ)ミリ。スマートフォンよりも小さく、USBメモリを少し大きくしたようなサイズ、といえば分かるだろうか。 写真をみれば分かるとおり、とにかく非常に小さい。 今回、マウスコンピューター製品企画部部長の平井健裕氏に製品投入の背景や開発の裏話を聞いた。 →製品レビュー:マウスのPC、小さすぎィ!:話題のスティック型PC「m-Stick MS-NH1」発売直前レビュー PCの居場所を見つける新しいカタチ ―― 平凡すぎる感想ですが、すごく小さいですよね。自分も含めて、PC USERの読者はこうしたガジェットが大好きで、とりあえず買ってしまうのですが、これはそもそもどういった用途を想定しているのでしょうか。 平井 ま
「新しいThinkPad X1 Carbon」開発チームに聞く、“あのキーボード”に込めた意図:変わらず、変わるThinkPadの姿(1/4 ページ) 変わらず、変わるThinkPad──このメッセージは何を示すのか。ビジネス層を主ターゲットに据えるThinkPadシリーズの中でも、キラリと光るプレミアム性を訴求するシリーズが「ThinkPad X1 Carbon」だ。 新しいThinkPad X1 Carbonは、同名の前モデルよりボディを薄型軽量化するとともに、2560×1440ドットの超高解像度ディスプレイ(オプション)、従来のファンクションキーを廃して実装したタッチセンサー式キーボード(Adaptiveキーボード)を搭載するなど、新たな試みを多く取り入れて大きな変化を遂げた。 この第2世代X1 Carbonはどこを目指すのか。ThinkPadシリーズの開発拠点 レノボ・ジャパン大和
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