―― 思いもよらなかった使い方やアプリとは? 田嶋氏 地方自治体の健康促進や介護施設の応用などですね。SmartBandにGPSが入っていれば、例えばシニアの方をトラッキングなどもきます。 ―― ウェアラブル端末が出た当初は、ガジェット好きな人が買うイメージがありましたけど、セグメントを広げることも重要ですね。 田嶋氏 ガジェット好きな人が買って、3カ月使って終わるというのが初期のころ。今は「ガジェットで何をするか」に行かないといけません。最初は買うけど長続きをしないというのがあるので、継続的に使っていただくユースケースやアプリをちゃんとご用意する必要があります。エンドユーザーの使い方は1つではありません。明確に用途を示さないといけませんが、我々が示すというよりは、我々とパートナーさんが示すということです。 アプリ開発の支援も積極的に行う ―― その(用途を示す)ために、どういう取り組みを
昨年のIFAで、ソニーの平井一夫社長兼CEOは、多くのユニークな新製品を投入した。ユーザー体験レベルの引き上げを重視した高付加価値商品への注力と、“ベストオブソニー”を集めた「Xperia Z」シリーズを中心に据えた経営資源の集中という方針を商品ラインアップで示したのだ。社長に就任し、直接手をかけた製品が登場し始めてから1年が経過した現在、平井氏は現在のソニーをどのように捉えているのか。記者会見翌日に平井氏とソニー・ヨーロッパの玉川勝社長を取材した。なお、取材は複数の記者により共同で実施されたものだ。 ――発表会では、欧州におけるテレビの売上げが70%伸びたと発表されましたが、この70%とは何に対する数字なのでしょうか。また、伸びた理由として、ソニー独自の高画質、高音質化技術が消費者に浸透したという話がありましたが、ユーザー体験重視の商品開発がソニーの存在感を高め、業績へと反映された例を教
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