もはやパリでは初夏の恒例イべントといっても過言ではない、第15回目となった「フランス・ジャパン・エキスポ」。今年は2014年7月2日から6日までの5日間にわたって開催された。 場所は電車でパリ中心部から30分、パリ国際シャルルドゴール空港から10分のパリ・ノール・ヴィルパント見本市会場。毎年のことながら、期間中はパリと開催地をつなぐパリ郊外線RER・Bはコスプレやコスプレ風の若者で溢れかえり、電車の中からお祭りムードがすでに高まっていた。 ジャパン・エキスポは日本のマンガ、アニメ、ビデオゲーム、モード、音楽、武道、ハイテク、伝統などを網羅した日本カルチャーの見本市。「エキスポ」は直訳すると「展示会」だが、場内を訪れると、フェスティバル(お祭り)に近い雰囲気。来場者のほとんどが、パリやパリ郊外のみならず、フランス各地、そして欧州各国からはるばるやって来た日本カルチャーファンの若者たちなのだ。