「日本企業の経営システムは根回し、根回しで時間が遅れる。クイック・レスポンスを出さないと遅れてしまうよ」 思わず耳をふさぎたくなるようなニッポン企業の問題点を指摘したのは、台湾の世界的な半導体メーカー「TSMC」のサプライチェーンを担う、台湾の大手企業の経営トップだ。TSMCとともに、熊本県への進出を決めた企業のトップが語ったこととは?(熊本放送局記者 馬場健夫)
35歳の若さで台湾の蔡英文政権に入閣し、デジタル担当大臣としてのコロナ対応も担うオードリー・タン氏。迅速なコロナ対応が話題となったが、中東メディア「アルジャジーラ」のインタビューに語ったのは、コロナ以上に深刻な課題だった──。 ──台湾でのコロナ対策は世界的に見ても迅速でした。コロナの「接触履歴追跡システム」の開発など、デジタル面でコロナ対策にどのように関わったのでしょうか。 私の力というよりも、「g0v」(gov zero:市民社会や政府のプロジェクトに取り組む活動家のオープンソース運動)のコミュニティの成果物の一つです。ポイントはアプリを使わないシステムにしたことです。台湾では、高齢者を含む大半の人が、携帯電話やスマートフォンを持っています。しかし、およそ2割の人がアプリをダウンロードしてインストールし、使いこなすスキルを会得していません。 そのため、国内で最もポピュラーなコロナ対策ア
【オードリー・タンの思考・インタビュー】オードリーを台湾政府に抜擢した、当時の女性閣僚 ジャクリーン・ツァイ 書籍『オードリー・タンの思考』のコラムとして、オードリーとともに働いたことのある人物へのインタビューを収録します。 オードリーを政府に引き入れた当時の女性閣僚で、任期中は法規討論プラットフォーム「vTaiwan」を設立したジャクリーン・ツァイ氏。IBMで大中華エリアの法務長を務めた経歴を持つ、デジタル方面の法律のスペシャリストです。彼女の法律事務所を訪ね、お話をお聞きしました。 (写真提供:蔡玉玲) 蔡 玉玲(Jaclyn Tsai) 台湾大学法学部卒業、弁護士。過去に台北、桃園、彰化などの地方裁判所で裁判官を務めた後、IBMで台湾・香港・中国大陸を含む大中華エリアの法務長となる。1998年に「理慈國際科技法律事務所」を設立。2013年11月–2016年5月、行政院政務委員(閣僚に
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