犬にキスをする飼い主。仏パリで(2014年2月14日撮影、資料写真)。(c)FRANCOIS GUILLOT / AFP 【3月30日 AFP】動物も愛情を感じることができるとの考え方は、かつて心理学者らの間で忌み嫌われていた。だが犬に関しては、人間とその最良の友という関係を成り立たせている「何か」を理解する上で愛情というキーワードが不可欠となる──。 米アリゾナ州立大学(Arizona State University)の動物心理学者クライブ・ウィン(Clive Wynne)氏(59)は、自身の最新著作「Dog is Love: Why and How Your Dog Loves You(犬は愛:なぜ、どのようにして犬はあなたを愛するのか)」の中でそのように主張している。 ウィン氏は、2000年代初め頃に犬の研究を開始した。当初は他の動物心理学者と同様、犬に複雑な感情があるとみなすのは