岩手県宮古市と北海道室蘭市の間に、フェリーが就航することになりました。開設するのは川崎近海汽船で、時期は2018年春を予定しています。青春18きっぷなどを使った「本州~北海道」の新たなルートになるかもしれません。 でも、本州側の発着地が宮古というのは中途半端な気がします。なぜこの区間に航路ができるのでしょうか。 八戸~苫小牧に次ぐ新航路 川崎近海汽船は、八戸~苫小牧のフェリー航路「シルバーフェリー」を運航している会社です。現在、八戸~苫小牧は1日4往復運航していますが、これとは別に、2018年春に宮古~室蘭間325kmを1日1往復運航する予定とのことです。航海時間は10時間を計画しています。 写真:シルバーフェリーウェブサイトより トラック運転手の労働条件が産んだ航路 なぜ、こんな中途半端な区間にフェリーができるのか、と思い調べてみると、開設される背景として、トラック運転手の労働条件がある