JR東日本やJR西日本などJR各社と、首都圏、名古屋圏、関西、九州の主な私鉄などは、それぞれが発行する10種類のICカード乗車券の相互利用を始める方針を固めた。 年内に検討会を発足させ、2013年春の相互利用開始を目指す。10種類のICカード乗車券のうち1枚を持っていれば、出張や旅先の交通機関でも利用できるようになり、利便性が飛躍的に高まる。 ICカード乗車券は、基本的な技術仕様が共通で、発行する会社や団体が合意すれば相互利用が可能。ただ、参加する鉄道会社やバス会社ごとにシステムの改修費が必要になるため、一部の小規模経営のバス会社などが相互利用の拡大に消極的だった。だが、ICカード乗車券の普及が進み、さらに利便性向上を図るためには避けて通れないと各社が判断した。 相互利用は現在、JR東日本を中心にJR各社間の一部で行われている。また、首都圏では、私鉄やバス会社が発行する「PASMO(パスモ
楽天は11月5日、電子マネー「Edy」を運営するビットワレットと資本提携し、電子マネー事業に本格参入すると発表した。ビットワレットは楽天が連結子会社化する。 今年末にビットワレットが第三者割当増資を実施し、楽天が約30億円を引き受ける形でビットワレット株式の過半数を取得する予定。楽天は取締役を1人派遣する。ビットワレットの現在の株主は、ソニーファイナンスインターナショナル(20.75%)、NTTドコモ(14.77%)、ソニー(12.76%)など。 両社は2007年12月、Edyと「楽天スーパーポイント」の連携などによる共同マーケティングの展開で業務提携した。楽天はイーバンク銀行を連結子会社化するなど決済ビジネスの強化を進めており、楽天の顧客基盤とEdyを組み合わせ、電子マネー事業を本格展開する。 ビットワレットは電子マネー運営の先駆けだが、09年3月期は経常収益45億円に対し純損益が57億
JR東日本は、PCからSuicaを利用できるようにする「Suicaインターネットサービス」を7月27日に始める。SuicaにPCから入金(チャージ)したり、Suica電子マネーでネットショッピングの支払い決済を行える。 ネット接続したPCとPC用FeliCaリーダーライターを利用する。チャージはSuica付きビューカードで行うことができ、1000円以上から1円単位で可能。利用限度額の2万円ちょうどまでチャージする「満タンチャージ」機能も使える。 Suicaで支払えるネットショッピング決済は、まず「えきねっとShopping」でスタート。今後対応サイトを拡大する。モバイルSuicaを使ったネット決済サービスは既に2006年に開始している。 利用には、PCとUSB接続するFeliCa用リーダーライター「FeliCaポート/パソリ」(ソニー製RC-S330など)と、同社のネットサービス用ID「M
セブン&アイ・ホールディングスとビットワレットは6月9日、全国のセブン-イレブン1万2323店舗(5月現在)で電子マネー「Edy」を導入すると発表した。10月以降、セブン-イレブン店頭でEdyによる支払いとチャージ(入金)が可能になる。 セブン&アイ・ホールディングスでは、同社系列のセブン-イレブン、デニーズ、イトーヨーカドー(食品売り場など)で利用できる独自電子マネー「nanaco」を運営している※。セブン-イレブンではnanacoのほか、JCBなどが中心となって進めているFeliCaクレジット決済「QUICPay」を導入しており、Edyはセブン-イレブンで利用できる3番目のFeliCa決済方式ということになる。 ※nanacoの累計発行数は、カードとおサイフケータイを合わせて約777万件。nanaco加盟店はセブン&アイグループ内店舗が1万3054店、グループ外店舗が1万419店(4月
牛丼の「吉野家」などを運営する吉野家と、流通大手のイオンは19日、イオン発行の電子マネー「WAON(ワオン)」を全国の吉野家に導入することについて、基本合意したと発表した。来春より順次展開し、2011年度中にも全国の吉野家約1,000 店での利用が可能となる。 WAONは2007年4月にサービスを開始し、発行枚数は約560万枚。イオングループのショッピングセンター内のテナントゾーンを含め、26,000 店舗で利用されている。 なお「WAON」を利用した場合、200 円(税込)で1WAON ポイント、「JMB WAON」や「イオンJMB カード」では1 マイルが付与される。 吉野家、イオンの両社は今後、「吉野家WAON」カード(仮称)の発行も視野に入れながら、顧客満足の更なる向上に取り組んでいくとしている。
日本自動販売協会(以下JAMA)は11月16日、複数の電子マネーに対応する自動販売機向けリーダー/ライターの共同設計、共同購入および共同運用の後方センターの設置を目指す「JAMA電子マネー化共同プロジェクト」を立ち上げた。プロジェクト推進のためのパートナー企業としてNECとサンデンを選定し、2008年春のフィールド展開に向けて活動を開始した。 従来型のFeliCaリーダー/ライターは高額であるとともに、個々の電子マネーに対応するものが主流だったため、低額商品を扱う飲料自動販売機への接続が難しかった。JAMAは複数の電子マネーに対応する“マルチサービスリーダー/ライター”を共同で開発し、共同購入と複数電子マネーの決済を実現する後方センターを共同で構築/運用することを目指して加盟企業から賛同する企業を募り、2007年4月にプロジェクトを立ち上げた。 同プロジェクトでは共通仕様の検討を進めるとと
サークルKサンクスは10月2日、FeliCaクレジット決済の「QUICPay」「Visa Touch(スマートプラス」を10月3日から全国36店舗で導入すると発表した。2008年1月には、サークルKおよびサンクスの全店舗(8月末で6243店)で導入する予定。 サークルKサンクスでは、すでに全店舗でFeliCa電子マネー「Edy」を導入しており、年間4400万件の利用がある(2006年度)。このほか2008年春には、NTTドコモや三井住友カードなどが展開する「iD」を導入する予定になっている。2008年1月にはFeliCa決済3方式、春には4方式が利用できることになる。 おサイフケータイを想定して、サーチ機能付き共用端末を導入 Edy、QUICPay、VisaTouch(スマートプラス)、iDはいずれも非接触ICFeliCaを利用した決済方式だ。単機能のFeliCaカードであれば問題ないが、
ICOCAの発行枚数、300万枚を突破――FeliCa決済利用状況(8月版):一番使われているFeliCa電子マネーは?: 8月23日、ローソンでEdyの取り扱いが始まり、全国のローソンやナチュラルローソンではEdy、iD、QUICPayの3種類のFeliCa決済を利用できるようになった。複数の決済方式が利用できる店舗は増えつつあるが、ローソンで特筆すべきは、1つのおサイフケータイの中に複数のFeliCa決済用アプリがインストールしてある場合を想定し、ユーザーの携帯で利用できる決済方式を検索する機能を付けていることだ(8月21日の記事参照)。 とはいえ現状では、1台のおサイフケータイで複数のFeliCa決済方式を使い分けている人はまだまだ少数派だろう。各決済方式はそれぞれどのくらい利用されているのか、8月中旬時点で各社が発表しているFeliCa決済の最新データについて、プリペイド型電子マネ
調査・コンサルティング会社であるシード・プランニングはこのほど、プリペイド型とポストペイ型の電子マネーに関する調査結果を発表した。同社によると、電子マネー市場は利用エリアの拡大や利用者の増加によって、2012年度には小額決済市場60兆円の約11%とされる約6兆6,000億円に成長すると予測している。 今回の調査では、電子マネー関連事業者に対してプリペイド型とポストペイ型の電子マネーを対象に電子マネー事業(専業系/交通系/流通系/金融系/通信系/ネット系)および関連省庁に対して、電子マネーについての戦略や取り組むべき課題についてヒアリング調査を行った。 その結果、これらの電子マネーがショッピングだけでなく、交通運賃の支払いにも利用されている現状から、利用用途を「ショッピング」と「交通」に分類し、2012年度までの市場規模を推定、グラフ化した。 電子マネー市場予測(シード・プランニング調査)
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