高齢化社会の到来で、クルマに必要になる“福祉“の視点とは?:池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/4 ページ) 今後本格的な高齢化社会を迎える日本では、車椅子を積んだり、障害者自身が運転したりできる“福祉車両”の発展が急務になるはずだ。高齢化社会のクオリティオブライフを支える存在として、福祉車両の今後は真剣に考える価値がある重要テーマだ。 自動車メーカー各社は、数年前から福祉車両への取り組みに力を入れ始めている。理由はもちろん、目前に迫りつつある高齢者人口の爆発的増加へ対応するためだ。 各社に対して、行政からの強い要望なども入っているとも聞く。自動車メーカーのようなナショナルブランド企業にとっては、福祉車両への取り組みは社会的使命という側面もあるが、高齢化が急速に進みクルマの販売そのものに影響することへの対処という面も間違いなくある。 われわれ個人にとっても、遠からぬ将来、自分や自分の家