バニラ(英語:Vanilla)とは、コンピュータソフトウェア、まれにコンピュータのハードウェアまたはアルゴリズムなどで、改変・改修・カスタマイズなどが一切行われていない、提供された状態のまま(原型を留めたままの状態)を指す[1]。 バニラという表現は、業界でもデ・ファクト・スタンダードとして標準的に企業や個人で広く利用されている。語源は、アイスクリームの標準的な風味であるバニラ味からきている[2]。エリック・レイモンドのジャーゴンファイルによると、バニラは "default" (デフォルト)よりは "ordinary" (普通の・平凡な)の意に近いとしている[3]。 バニラの使用例[編集] 最も古い利用例の1つに、IBMのメインフレームのテキスト出版システムである "BookMaster" において、出版する書籍を指定する際のデフォルト設定を「バニラ」、好みに沿った出力設定を「モカ」と呼ん