それは、何とも不思議な体験だった。普段、横浜(横浜市)と伊豆急下田(静岡県下田市)の間を走る観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)」に乗っているのに、車窓から見えるのは太平洋の大海原ではなく、島が点在する瀬戸内海だったからだ。記者は1月下旬、東急など鉄道会社4社がタッグを組んで実現した「THE ROYAL EXPRESS 〜SHIKOKU・SETOUCHI C
今、全国の町なかから旅行会社の店舗が姿を消しています。 鉄道のきっぷ収集を趣味としている私は、全国の旅行会社を訪ね歩いてきましたが、新型コロナの感染が拡大した2020年以降、その動きが加速していると肌で感じています。 旅行会社に何が起きているのでしょうか。(NHK松山放送局記者 後藤茂文) きっぷを収集する“きっぷ鉄”にとって旅行会社はパートナーのようなものです。きっぷ鉄の私は、これまでに300以上の旅行会社の店舗を訪れてきました。 店舗に行けば、全国どの区間のJR券でも購入することができ、もちろん宿泊施設の手配や交通機関と宿泊をセットにした商品の購入もできます。そして、きっぷには発券した旅行会社の店舗名が印字されるので、それも収集対象の一つとなります。 私のいる愛媛県では、去年以降、店舗閉鎖の動きが相次いでいます。 去年4月、名鉄観光サービスの松山支店が店頭での営業をやめて、きっぷの発券
先週末、地方紙「河北新報」Web版が発信したニュースがネット上を駆け巡った。寝台特急「あけぼの」廃止だ。1970年代に全盛期を迎えた寝台列車は衰退の一途。しかし、夜行列車は新たな時代を迎えたといえる。キーワードは「付加価値に見合った対価」だ。 杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、
夜行列車などの長距離列車が次々と姿を消している。いまやJR各社のメインターゲットは長距離旅行客ではなく、自社エリア完結型の短距離客。時代は変わり、JRも変わり、すでに鉄道を利用しての長距離旅行は“終わった”のかもしれない。 杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウ
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