はじめに 去る2010年、津山高専の入学を間近に控えた puhitaku 少年は、とある SHARP の電子辞書を手にして震えていた。 SHARP Brain PW-GC610。Windows CE をプリインストールした、中学生から見ても一風変わった電子辞書。そんなものが津山高専の教科書販売で手に入るなんて…。 これは、そんな変わった電子辞書 Brain シリーズで Linux を動かすまでの記録だ。 (本記事は、第53回 情報科学若手の回で発表した以下のスライドを記事にしたものです) speakerdeck.com Brain ハックの隆盛と衰退 SHARP の電子辞書 Brain シリーズは、Windows が動くことによって外部アプリ ― 言い換えると、PE 実行可能ファイルそのもの ― が追加可能であることを売りにしている。自作ソフトの防止や対策は特にないので*1、Visual
モノのインターネットはすさまじく危険だ - そして多くはパッチ不可能である (The Internet of Things Is Wildly Insecure - And Often Unpatchable) 私たちはいま、組み込み機器のセキュリティにおいて、 きわめて重要な分岐点に立っている。いわゆる「モノのインターネット (IoT)」に 代表されるように、コンピュータが機器自体の中に組み込まれるようになっている。 これらの組み込み機器はセキュリティ上の脆弱性であふれかえっており、 それらにパッチを当てる有効は方法は存在しない。 この状況は、1990年代中盤に起きていたこととさほど違ってはいない。 このころ、パソコンのセキュリティ問題は危機的なレベルに達していた。 OSやソフトウェアはセキュリティ上の脆弱性であふれかえっており、 これらにパッチを当てる有効は方法はなかった。企業はこれら
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