セカンド・アルバム『フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ』をリリースするフィンランドのビースト・イン・ブラック。ギタリストであり、リーダーのアントン・カバネンに、いろいろと話を聞いてみた。 川嶋未来(以下、川嶋):ニュー・アルバム『フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ』がリリースになります。デビュー作と比べ、どのような点が異なっている、あるいは進化していると言えますか。 アントン:さらに80年代的になったという人もいるけど、俺としては音楽的には大きな違いはないと思う。聴いてもらえれば、すぐにビースト・イン・ブラックだとわかる作品さ。デビュー・アルバムとの一番の違いは、やっぱり製作の過程じゃないかな。とにかくスケジュールがタイトでね。去年のサマー・フェスティヴァルのシーズンは、毎週末フェスに出ていたから、アルバムはその間の平日に作業する必要があった。俺はプロデュースもやったから、その間ずっとスタジオにいなくちゃ