(CNN) 街角に設置された自動販売機の国民1人当たりの台数が、世界のどこよりも多い国、日本。神奈川県相模原市には、昭和の自販機を70台も集めた新名所がある。 同市の小田急相模大野駅からバスで30分。斉藤辰洋さん(50)が経営する中古タイヤ店の裏が、その名所だ。 ほこりっぽい駐車場の隣に屋根付きの歩道が2本設けられ、1970~80年代の自販機がずらりと並んでいる。当時の菓子が出てくるタイプなどが人気だが、ほかにもレトロなおもちゃやカメラ用フィルム、ゲーム機などが郷愁を誘う。 特に毎週末、多くの人が集まるのは、ホットスナックの自販機だ。できたてのハンバーガーは280円、やけどしそうなほど熱いチャーシューめんも25秒で出来上がり、たったの400円。日本人好みのカレーライスや「アメリカンポップコーン」、ガラスボトルのコカ・コーラも出てくる。 売られている食べ物や飲み物だけでなく、自販機自体の仕組