今年はトラが元気だ。プロ野球セントラルリーグの阪神タイガースは9月1日、東京ヤクルトスワローズを4対2で下し、消えていた優勝マジックを再点灯させた。2005年以来18年ぶりのリーグ制覇まであと「18」だ。親会社の阪急阪神ホールディングスの株価もひと足早く33年ぶりの高水準になっている。タイガースがこのまま優勝まで突っ走るのかどうかは、虎党だけでなく一般の個人投資家も気になるところだ。タイガースの過去3度の優勝と株価動向には“ある法則”があるからだ。その法則とは? そして、今年はどうなる? (森田 聡子:フリーライター・編集者) 阪急阪神HDの株価は33年ぶりの高値水準 阪急阪神ホールディングスの株価は1月の3710円を底に上昇。9月1日には5276円をつけ、年初来高値を更新した。 関西を地盤に鉄道、不動産、ホテル業などを幅広く運営する同社は、2006年に当時の阪急ホールディングスと阪神電鉄