2023年1月26日(現地時間)、米国司法省やEUROPOLはHiveと呼ばれるランサムウエアグループに対して半年に渡って行われていた作戦の結果を発表しました。また同日にHiveのデータリークサイトが停止され、複数の司法機関の名前が記載されたSeized バナーが掲載されました。ここでは関連する情報をまとめます。 Hiveネットワークへ潜入し復号鍵を取得 Hiveは2021年6月以降、金融や医療機関など重要インフラ分野も対象に恐喝行為を行うランサムウエアグループで、米国司法省等の発表によれば、世界88か国、1,500以上の組織が標的となっており、恐喝で得た身代金の総額は1年間で1億ドルを超えている。またFBIはHiveの活動として以下の事例を取り上げている。 発生日 概要 2021年7月21日頃 フロリダ州中部重機械会社は暗号化により業務が停止し、業務復旧のために多大な時間とリソースを要し