スマートフォンやタブレットを使った業務効率化を進めるためには、使い勝手とバックエンドとの連携が不可欠――。AppleとSAPが手を組んでから2年半、企業のモバイル活用は少しずつ進んでいるようだ。2018年3月1日までスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2018」で、SAPのバイスプレジデント兼モバイルアプリ&プラットフォーム担当ソリューションマネジメントトップのHolger Fritzinger氏に話を聞いた(聞き手は、末岡洋子) -- Appleとの提携から3年を迎えようとしています。これまでの進捗は? 2年前の夏に提携し、2017年のMWCでは、提携の中核と言える「SAP Cloud Platform SDK for iOS」SDKを発表した。 提携の背景にあるのは、企業におけるモバイルを見たときにセキュリティ、実際に利用するソリューションかど