Appleの共同創業者であるSteve Jobs氏は、2007年1月に「iPhone」を発表した際、これとは別の大ニュースでも見出しを飾った。「Macintosh」で誰もが知るブランドになった同社が社名から「Computer」を外し、単に「Apple Inc.」となったのだ。 Jobs氏は、サンフランシスコで開催したMacworld Expoで、歓声を上げる5000人を超えるファンに、「われわれはMacと『iPod』を投入した。さらに『Apple TV』、そして今回iPhoneを追加した。そこで、これを反映する社名にするべきなのではないかと考えた」と語った。 10年近くがたち、あの賭けは、Jobs氏が実によく未来を見通していたことを示している。Appleはニッチなコンピュータメーカーから一般向け電子機器の巨人へと変貌し、年商2160億ドルの3分の2近くがiPhoneになった。「MacBoo