ここ数年、世界中で猛威をふるっているコンピューターウイルス「エモテット」について、ことし7月中旬からの休止期間を経て、今月に入って国内でも活動が再開されたとして、情報セキュリティーの専門機関が注意を呼びかけています。 コンピューターウイルスの「エモテット」は、知人などを装って送られてきたメールの添付ファイルを開くなどして感染すると、端末内の連絡先やメールの内容を盗み取り、過去にやり取りした文書を引用するなどして、さらに別の人にメールを送信して広がっていくのが特徴です。 ここ数年、世界中で猛威を振るい、国内では、ことし春に感染がピークを迎えたあと、7月中旬からは観測されず、休止期間に入ったと見られていました。 情報セキュリティーの専門機関「JPCERTコーディネーションセンター」によりますと、今月2日、エモテットに感染させようとするメールの配布が、およそ3か月ぶりに観測されました。 新たな手