iPadが28日に発売されることについて、日本民間放送連盟の広瀬道貞会長(テレビ朝日顧問)は27日、定例の記者会見で「われわれにとってみれば緊張すべき状況を迎えた。テレビはこれまで広告を集める点で優位を保ってきたが、メディア間の競争が急激に熱を帯びる中、テレビの優位を失わないようにしたい」と話した。 国は来年7月までにテレビの地上デジタル放送完全移行を目指しているが、「これからデジタル化を図ろうとすれば10年はかかり、iPadのような新しいデバイスには太刀打ちできなかった。幸いに来年完成するのは心強い」と言葉をつないだ。