「あんな子でも妊娠するのね」 中学生が月経痛で婦人科を受診したら、たまたま居合わせた年配の女性からこんなことばをかけられたとの投稿が、最近SNS上で話題になりました。産科や婦人科の受診=妊娠というイメージから発せられたことばでしょうか。でも、ちょっと待って。受診が必要なのは妊娠したときだけですか? 女性も男性も知っておきたい大事な話です。 (ネットワーク報道部 記者 吉永なつみ・杉本宙矢・小倉真依)
お礼と追記------------ ホッテントリ入したので多くの方に読んでもらえたようで、感謝です。 どうかあなたの周りにいる思春期まっただなかの娘さんたちの辛さにも、ちょっと心を向けてあげてください。 あとあれだ・・・男のつらさについて語りたい感じのブコメの方。 別のところで存分に語ってくれたらいいんですよ、あなたの辛さも。 ここでは女性の体とホルモンについての話をしていますので。 娘は中容量のピルの投薬がもうすぐ終わるけど、割と絶好調に近付いてきている。一安心。 彼女の二大懸念事項である生理不順とニキビのどちらにも劇的に効果があると知って、低用量ピルの投与を始める可能性が濃厚です。 ブコメでもピル飲んでQOL爆上げという方が複数いたけど、私も実は昔飲んでました。 ライナーで事足りるくらいの出血量になるし、傷みもほぼ無くなるし、いつ来るかが確実にわかるから、月経が生理現象から制御対象にな
ゲイと友達になりたがる女性たち これは僕がまだ20代前半だった頃の話だ。とあるSNSで、知らない女性からぶしつけなメッセージを受け取った。 「ゲイなんですね。友達になってください」 これを見た当時の僕は、言いようのない違和感を抱いた。どうしてこの女性は、僕がゲイであることを理由に友達になろうとしてきたのか、と。 たしかに、男性が好きだということはSNSのプロフィールに書いていたが、それをいきなり友達になる理由として掲げられることに対して納得がいかなかった。僕も少なからず出会いを期待してそのSNSをやっていたし、友達そのものは欲しかったが、ゲイだから友達になりたいと言われてもちっとも嬉しいと思えなかったのだ。こうした違和感を抱く機会は、これ以降にも何度かあった。素性も知らない女性から、ゲイの友達という役割を期待されるような場面が。 その違和感の正体を、今ならはっきりと言語化できる。僕は人とし
先日、『生理用品の社会史』という本を読んだことで、身近な女性(母世代、祖母世代)がどんな生理用品を使ってきたのか関心を持ちました。 www.shiratamaotama.com そして、誰とは言いませんが1953年生まれの女性に生理用品について教えてほしいと頼んだところ、思ったよりたくさん教えてもらったので、メモを置いておきます。 ※匿名での公開許可をもらっています 前提条件 ・1953年東北生まれ、東北育ち ・初経は中学生になってから(1966年頃) 生理教育について ・小学校高学年のとき(1965年頃)に、女子だけが「生理について」先生から教えてもらう授業があった ・授業では、生理の仕組みのほか、「突然始まったときのために、いつもこれを持ち歩くように」と脱脂綿とちり紙を使った生理用品の作り方を教わった ・分厚くて四角い脱脂綿を真ん中で割いて薄くして、あいだにちり紙を挟む。基本的に脱脂綿
今井絵理子議員が自民党女性局長代理に就任…参院国会対策副委員長に続く役職 拡大 アイドルグループ「SPEED」の元メンバーで自民党の今井絵理子参院議員が6日夜、ツイッターに新規投稿。「自民党女性局長代理を拝命しました」と報告した。 今井氏は「吉川ゆうみ局長をしっかり支えていけるように、鈴木貴子局長代理と共に力を合わせて頑張ってまいります」とツイート。今年9月に厚生労働副大臣に就任した三原じゅん子参院議員に替わる、吉川新局長をサポートしていく意欲を示した。 安倍内閣で内閣府大臣政務官を務めていた今井氏は、菅内閣となって参院国会対策副委員長に就任。9月30日付の投稿で「最年少であり、女性は私だけですが先輩議員のご指導の下、精一杯頑張ります」と抱負を記していたが、新たに女性局長代理という役職にも就くことになった。 今井氏の投稿に対し、リプ欄には「色々な役職に付くと大変なこともあるかと思いますが、
スーダン。アフリカ大陸でエジプトの南に位置するこの国は、FGMの実施率が世界でも高い国の1つです。ユニセフ=国連児童基金のまとめでは、15歳から49歳までの女性のうち、実に87%がFGMを経験しています。 南部のホワイトナイル州で暮らすファティマ・ハッサンさん(28)がFGMを受けたのは7歳の時のこと。姉と一緒でした。 先に施術を受けた姉は、大声で泣き叫びました。何をされるのか知らなかったファティマさんはそれを見て逃げ出しましたが、連れ戻された後、意識を失ったと言います。 この時の恐怖はトラウマとなって、ファティマさんの心に深く刻まれました。そして性器を切除されたことは、その後の人生にも暗い影を落としています。 ファティマさん 「当時はショックで、食べ物がのどをとおりませんでした。今も、結婚後のことを考えると恐ろしく感じます。結婚して初めての夜に死ぬかもしれない。出産する時に死ぬかもしれな
突然のお手紙失礼します。この手紙で伝えたいのは小林製薬さんへのお礼です。過言ではなく、私の命を毎月救ってもらっています。 私は2年ほど前に地震が生理前になると、PMDDを発症するということに気づきました。生理前になると毎月死のうとする癖があり、ひどい時はまだ小さな子供をほおって山に首を吊りに行ったほどです。 周りにには「メンヘラ」「精神が弱い」と言われ続けていて、自分のこの毎月3日間必ず湧き上がる理由のない自殺願望はメンタルが弱いからなんだとずっと攻め続けていました。それでも良くならないので「メンヘラ」というレッテルを貼られ本当に生きることが苦しかったです。 そんな時に5歳さんのツイートを拝見し、PMSは真面目で律儀な人こそ症状が出やすいと初めて知り、記事を読んですぐに「命の母ホワイト」を買いました。正直市販薬で聞かないと思って今まで試していなくて…。半信半疑で飲んでみた月から私の生活は一
高橋瑞(たかはし みず)、嘉永5年(1852年)生まれ。その名を知っている人はどれくらいいるだろう。日本で三番目に医師国家資格を取得した女性である。『明治を生きた男装の女医』は、その人生を丹念に綴った伝記小説だ。 24歳にして家出、旅芸人の賄い、女中、短く不幸な結婚の後、産婆に弟子入りする。28歳の時、跡継ぎになれと誘われるが、女医になりたいと固辞する。しかし、女性にはその資格がないことを知り、まず内務省へ直接請願に行く。すごい行動力だ。ちなみに、取り上げた赤ん坊は2万人という。 済世学舎への入学を希望するが、女子学生を受け入れたことがないために難色を示される。粘り勝ちするも、「女医は不可」、「乞食」、「行かず後家」などと黒板に書かれるなど、下劣な嫌がらせをうけ続ける。 そんなことはものともせず、無事に修了し、順天堂医院で実習をすませ、34歳にして医師となる。荻野吟子、生沢久野に次ぐ、日本
海外(欧米)ではもはやメジャーでカジュアルな「卵子凍結」。自然分娩や母乳育児が尊ばれる日本ではまだまだSF感の漂うマイナーな分野。でも、女性だけにタイムリミットがあり、仕事もノッてる時期に、伴侶を探し、結婚・妊娠しろ、ってどうよ。と立ち上がったのが、自ら26個の卵子を採取したアーティスト・スプツニ子!さん。結婚前に凍結を検討していたシンマイこと申 真衣さんと意気投合! ※この対談はVERY2020年4月号掲載時(取材は2月)のものです。申 真衣さんは、同年7月に第2子妊娠を公表しました。 ――シンマイさんももともと卵子凍結に興味があったとか……。 申 実際にカウンセリングに行ったこともあるんです。もうすぐ30歳だな、と思っていた頃にちょうど未受精卵子の凍結が日本でもできるようになって(*注1)興味が湧いて。結婚願望はなかったのですが子どもは欲しいと思っていたので選択肢のひとつとして話を聞い
あるトランス女性がこういう事を言った https://twitter.com/CqaNaRn0ipKsKHS/status/1294222634368946176 女性の方々には、「もしあなたの身体がある日突然男性の身体に変えられてしまったら、あなたが男湯に入らされることに納得できますか」ということを考えてほしいです。 トランス女性はそういう事態に日々直面しています。 それに対して各所からこういう意見が返ってきた なぜ当事者である女性たちより、男性である自分の方が思慮深いとでも考えてるような物言いなのか。 「僕のこの問いかけで女性たちが何かハッと気づいてくれるに違いない」みたいな空気感を出してるけど、どこまで浅はかなのだろう。 というか、相手を見下してないとこんな問いかけはできないよな。 当然男湯に行くでしょ。他に選択肢はない。 というか私、ある日突然男の身体になってたら、その状況を面白が
幕末から明治維新にかけて数々の悲劇を生んだ会津藩。 日本最強の武士団として戦った会津藩をめぐる物語はどこか同情を誘うところがあって、私のような「ど」がつくほどの歴史オンチ(海外生活が長いせいだと言い訳したい……)でもNHKの大河ドラマ「八重の桜」が人気を博すより前から、何度も耳にしてきたほど。歴史好きのなかでも特にファンが多いのも頷けます。 今回紹介する「おけい」もまた、若松にゆかりのある人物です。 山本八重より7つ年下の彼女は、日本女性初のアメリカ移民として1869(明治2)年に日本を後にし、故郷の土を踏むことなく19歳の若さでこの世を去りました。 同じ時代を生きながらも、全く別の生涯を送った二人の女性。 今回はおけいの知られざる一生を紹介します。 遥か異国でおけいは何を夢見たか? 事の起こりは1915(大正4)年の夏にカリフォニアに住む記者、竹田文治郎がゴールド・ヒルに日本人少女の墓を
2018年、インターネットで大きな注目を集めた「新宿駅タックル男」。 多くの人が行き交う新宿駅の構内で女性だけを狙って次々と体当たりしていく男性の姿を捉えた動画がSNSなどで拡散され、同じような被害にあったことがある女性たちから怒りの声が日本中で上がった。 この文章を書いている私もまた、男性から思い切りぶつかってこられた経験は数え切れないほどある。歩きスマホをしているわけでもないし、突然立ち止まったり人の流れに逆らって歩いたりしているわけでもない。しっかり前を見て歩いている状態のときでも、彼らは肩を突き出すようにして「意図的」に体当たりをしてくる。 ときどき数メートル先から、こちらを睨むようにして突進してくる男性の姿に気がつくことがある。こういった場合、体当たりされる危険を察知して男性の動線を避けても、なぜかわざわざ歩み寄ってきて肩をぶつけて、舌打ちをしながら立ち去っていくこともある。 「
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ソファが真っ赤になった話 その日の取材は、4時間半を超えていた。 すてきなタレントさんの刺激的な写真撮影と、ロングインタビューを終えて、ソファから立ち上がろうとした。するとなんかイヤな感触がした。 あ、もしかして。もしかして…。 イヤな予感は的中した。 後ろをふりかえると、ベージュの合皮のソファが赤く染まっている。 ちょっとどころではなく、私が座っていたところは、広く赤く濡れていた。 !!!! その日、生理ナプキンはつけていた。取材前にも取り替えていた。 しかし、私のボトムは赤く染まっている。 現実を受け入れざるを得ない。 その場には、コラム連載のインタビューに応じてくれたタレントさん、ライターさん、カメラマンさんがいた。みんな女性の編集チームだ。みなさんを見送らなければいけない。保育園のお迎えの時間も迫っていた。 少し逡巡したが、隠し通せるものではないと判断した。 「私、生理で、濡れちゃ
anond:20191214151740 追記 こんなに反応もらえると思ってなかったので、少しだけ追記。 見た目で態度変えられた事が、社会人になって初めてなんて書いてないよ。 小学生の頃からずっと感じてたよ。 もっとあからさまで直接的な事は沢山あった。 そういうのって悪意があるし、学校は色んな民度の人が集まってしまう場所だから耐えるしかないなーと思ってたんだよ。 笑って耐えたけど、全部覚えてるよ。 みんな言ってるけど、その「態度変えられた」っていうのがどういうのかによるでしょう。 「ブスwww」みたいなのだったら差別だしいじめだし怒ってもいい。 でも(可愛い子となんか扱いが違うな・・・)みたいなものはそれはしょうがないでしょ。 せちがらいな~って案件だけど差別ではないし悪でもないよ。 それなりに勉強頑張って、そういう差別がなさそうな職場を探したよ(それが職場選びの全てではないが) 見た目よ
先日、小宮友根さんが表現規制についてエッセイを書いていた。それに対する評論はアンコリさんがやっているが、基本的には「累積的な抑圧経験」によってそれを想起させる表現への対抗を正当化していてる。 私はこれを読んでいた際、小宮さんの議論に則ったうえでメンズリブの議論をする、ということが可能であることがどうしても気になった。男だって……という論法はwhataboutismだと思うので、前回評論である「表現規制論と女性の自発的モノ化」ではあえてやっていなかったが、彼のエッセイを読んでいた際、whataboutism以上のものであるのではないか――ということが気になったのである。 男性に対する
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