天候が回復して航空機の運航が再開されたものの、多くの人たちで大混雑する新千歳空港のチェックインカウンター=北海道千歳市で2016年12月24日午前10時1分、手塚耕一郎撮影 22~24日に延べ約1万1600人がターミナルビル内で一夜を明かした新千歳空港。管理する北海道空港の想定は「最大2000人」で、備蓄した毛布4000枚、寝袋2000枚では足りず、陸上・航空自衛隊と航空会社から毛布計5000枚を借りてしのいだ。使用後はクリーニングに出す毛布も「殺菌や消臭スプレーをかけて連日使用した」という。 大雪の際の体制について北海道空港の担当者は「関係機関とさらに検討したい」と話す。国土交通省新千歳空港事務所は「除雪が難しい12月の湿った重い雪の対策を考えていきたい」としている。