九州自動車道の福岡・太宰府間通行止めを知らせる福岡都市高速道路の表示板=福岡市博多区で2009年7月29日午後6時43分、山下恭二撮影 九州自動車道の土砂崩れ調査のため設置された西日本高速道路九州支社の第三者委員会が29日、福岡市内で開かれた。同支社はお盆までに福岡-太宰府IC間の仮復旧を目指しているが、地盤の亀裂などの状況把握も難航しており、めどは立っていない。また福岡、山口両県では29日現在、国道・県道の計49カ所が依然通行止めで、復旧の見通しが立たない主要道もある。ETC割引で例年以上に交通量が増えるお盆期間、渋滞多発などの影響は避けられそうにない。 ●土砂7000立方メートル 福岡県大野城市の現地調査をした第三者委員会は、谷状の緩みやすい地盤に想定を超える雨が降り、最大7000立方メートルの土砂が崩落したと結論付けた。ただ詳細な地盤調査ができず、今後さらにどれだけの土砂が崩れるか予