計算し尽くされた館内…でもカオス 着任直後は来館者ゼロ 「居場所」が目的ではない プレイステーションやWii、「週刊少年ジャンプ」、ぬいぐるみ、こたつ……。一般的な図書館のイメージからはかけはなれたものが所狭しと置かれている図書館が、埼玉県飯能市の県立飯能高校にあります。出版社業界でも知られているという「おもしろい司書さんがいる」という図書館を訪ねました。 図書館に近づくと聞こえるあの音楽 県立飯能高校は、100年近い歴史のある普通科高校。全日制と定時制があります。 その高校の正門から一番遠い建物に、その図書館はあります。 そこで図書館の整備や生徒の情報収集のサポートをしているのが、主任司書の湯川康宏さんです。 湯川さんに案内され、高校の玄関から図書館に向かうと、少し離れたところからでもなにやら音が聞こえます。(聞いたことがあるなと思ったら、私の自宅近くのスーパーで流れている音楽でした)
しばらく前になりますが、子どもの本の表紙絵が萌え絵化しているという話がSNSで話題になっていましたね。 いまさらですが、小学校で司書をやっていて感じることをふまえて、自分の考えを書いていこうかなと思います。 他の方々の意見を見ていると、選ぶのは子ども、というのがポイントで、選ばれなければ結局のところ、良書だろうがなんだろうが関係ない、というのは、私自身も実感しています。 わかりやすい例をあげてみます。 ケストナーの『飛ぶ教室』という、有名な本があります。 先日、公共図書館でホチキスの針でいたずらをされ、話題になっていましたね。 飛ぶ教室 (ケストナー少年文学全集 (4)) 作者: ケストナー,ワルター・トリヤー,高橋健二 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1962/05/16 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (13件) を見る こちらは岩波書
とある木曜日の午前中。私たちは、神奈川県立田奈高校の図書館にいました。授業中の校内はしーんとしていて、図書館には誰もいません。 ところが時計が11時を回ったころ、図書館に大人が集まり始めました。エプロンや割烹着を身に着け、いそいそとお菓子やジュースを並べています。セットしたスピーカーからはジャズ調の音楽まで流れ始めました! 図書館といえば静かに本を読んだり自習をしたりする場所。飲食は絶対禁止というイメージがあります。それなのになぜ、田奈高校の図書館ではノリの良い音楽が流れ、大人が率先してお菓子を並べているのでしょう。 実は田奈高校の図書館は、「校内居場所カフェ」として開放されている場所です。生徒たちはスタッフと交流しながら、気軽に自分の悩みなどを相談することができます。 生徒のなかには、学校や家庭で居場所がないと感じている子どもたちがいます。また、卒業後に学校や就職先といった「所属」を失っ
もうずーっと前の話になる。でも、あの時の私は傷ついてそれがまだ癒えていないんだと思う。だから、ここを借りて書いてみる。 7年。学校で、司書として働いた。給料は最後の一年の毎月の手取りはフルタイムで働いて8万9千円ぐらい。薄給なのは覚悟してしたし、やりがいが本当に大きかったのでそれだけを心の支えに頑張っていた。 ああもう無理だわ、と思ったのは、保護者から給料が高いんじゃないかと全体の場で指摘されたときだった。 そうか。保険やら何やらで差っ引かれて手取りがこれだけしかなくて、給料は上がる気配は全くないから、これから先もどんどん少なくなっていく状況だっていうのにこの人は高いと思っているのか。 もちろん、私の手取りが少なくなっていくなんてことをその人が知っているはずもない。それも理解しつつも呆然としている私の横で、事務職員がぼそりと言った。 「来年は厳しいかもねー」 誰より何より、私の給料の状況を
日本図書館協会>図書館の自由委員会>声明・見解等>神戸高校旧蔵書貸出記録流出について(調査報告) 2015年11月30日 公益社団法人日本図書館協会 図書館の自由委員会 神戸高校旧蔵書貸出記録流出について(調査報告) 1 概要 2015年10月5日、『神戸新聞』夕刊に「村上春樹さん 早熟な読書家 仏作家ケッセルの長編 高1で愛読」の見出しで、村上氏が在学していた県立高校の本から同氏の貸出記録が出てきたことが報じられた。中見出しには「母校神戸高に貸し出し記録 蔵書整理の元教諭が発見」とあり、“「村上春樹」と記名された帯出者カード”と“村上春樹さん”、“ケッセルの全集から村上春樹さんの痕跡をみつけたNさん”の写真が掲載されている。電子版『神戸新聞NEXT』にも同内容のテキストが掲載され、さらに“村上春樹さんが書いた3枚の図書カード”の写真も追加情報として掲載された。いずれも、同じカードに残る他
大阪市立の全小中学校が、図書室にある本の点検、整理を2年前から一斉に行ったところ、蔵書数が統計上、100万冊も少なくなったことが、市教委への取材でわかった。 古すぎる本を廃棄したほか、未返却のまま紛失していた本を集計から外したためとみられる。市教委は管理がずさんだったことを認め、「真剣に図書の充実に取り組む」としている。 市教委によると、図書室の本は、各校の図書台帳に登録され、廃棄や購入は、学校ごとの判断で行われる。各校の台帳に基づく蔵書数の合計は、2009年度末に488万冊(428校)、11年度末には475万冊(429校)だった。 ところが、11年度末、市が委託した外部監査で「本の維持管理が適切に行われていない」と指摘された。そこで市教委と各校が本の在庫を改めて確認し、廃棄・整理した結果、13年度末は375万冊(428校)になった。 古くて廃棄したものは少なくとも18万冊。図書室を点検し
北海道釧路市の3つの小学校に、匿名の男性から600万円分、3000冊余りの本が贈られ、このうち1つの小学校では11日、「サンタ文庫」と名付けた図書コーナーが作られ、子どもたちは一足早いクリスマスプレゼントに大喜びです。 本が贈られたのは、いずれも釧路市立の阿寒小学校と中徹別小学校、それに仁々志別小学校で、それぞれ1000冊余りずつが届きました。 これらの本は、先月中旬、釧路市内の書店を訪れたお年寄りの男性が3つの小学校を指定して「子どもが喜びそうな本を贈ってほしい」と注文したもので、店員は男性に名前などを尋ねましたが、答えないまま現金で600万円を支払って帰ったということです。 書店では、辞典や図鑑、それに小説など3000冊余りを選んで9日、3つの小学校に届けました。このうち、阿寒小学校では11日、玄関先のホールに「サンタ文庫」と名付けた図書コーナーを設けました。 休み時間になると、児童た
原爆や戦争の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」が松江市立小中学校の図書室で自由に読めなくなっている問題で、市教育委員会は26日、教育委員会会議を開き、手続きに不備があったとして、学校現場に求めていた閲覧制限を撤回し、学校の自主性に任せることを決めた。 トピックス「はだしのゲン」 この問題をめぐっては市教委が昨年12月、「作品中の暴力描写が過激」などとして、学校の許可がないと子どもたちが閲覧ができない閉架図書にするように市立小中学校の校長会で要請。その後、学校により対応にばらつきがあったため、市教委は今年1月の校長会で閉架を徹底するよう再び要請していた。 閲覧制限は当時の市教委の事務局レベルの判断で決められ、教育委員会会議に報告されていなかった。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら
荻上チキ @torakare 教育委員会に、特定の「市民」から、「はだしのゲンの撤去」を求める申し入れが繰り返されていた。その模様は、ブログやニコ動などで公開されていて、以前から一部で話題になっていた。今回の議論の発端がこの市民である点は、電話取材で確認。(続) 2013-08-17 01:08:54
■臨時・非常勤職員 新潟市へ改善要望 新潟市立学校に勤務する図書館司書のうち、非常勤や臨時職員は「低賃金」「生活が苦しい」と感じていることが11日、共産党新潟市議団のアンケートで分かった。5月末に発覚した市立小須戸中学校の学校図書転売事件の背景には低賃金も無関係ではないと指摘し、阿部愛子教育長に、待遇改善などを申し入れた。阿部教育長は「専門職でありながら賃金が低いと思っている。検討していきたい」と答えた。 アンケートは4月下旬から5月中旬、市内小中学校全171校の司書に実施。回答者は73人(回答率42・7%)だった。雇用形態は正職員5人、非常勤32人、臨時34人、再任用2人。転売事件を起こした図書館司書と同じ臨時職員からの回答が全体の47%で最多だった。同市の学校図書館司書のうち、非常勤職員は75人、臨時職員は85人。 調査結果によると、臨時職員の平均年収は87万2330円で、非常勤職員の
学校の図書室の蔵書を3年半で約3000冊(550万円相当)を、中古書店に転売していたとして、新潟市教育委員会は30日、市立小須戸中学校に勤務していた元図書室司書の40歳代の女性を、窃盗の疑いで秋葉署に告訴した。 市教委によると、女性は2008年4月から13年3月まで臨時職員の司書として同校に勤めていたが、09年9月頃から、新たに購入した図書を10~30冊ためては、市内3か所の中古書店に新品のまま転売していた。転売は徐々にエスカレートし、12年度に購入した約500冊のうち、残っていたのは6冊だけだったという。 後任の司書が、購入したはずの図書が見当たらないことに気づき、発覚した。 女性は、市教委の調査に対し「生活が苦しくほとんど食費に充てた」などと話しているが、弁償のめどは立っていないという。市教委の管理マニュアルでは、購入図書の検品は担当教諭と司書が2人ですることになっているが、守られてい
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