古いけれど訪れる人が絶えない小さなプラネタリウム。 そこで、お客さんに星のガイドをしている視覚障害の女性がいます。 目が見えないのに、なぜその仕事を? 彼女が星空の魅力を伝え続けるのには、わけがありました。 (金沢放送局 結川弥生) 石川県加賀市の温泉街にある児童館。 その館内に、42年前(昭和55年)にできた石川県では最古のプラネタリウムがあります。 ドームの投影装置はかなりの旧式。 しかしそれが「レトロ」だと評判になり、地元だけでなく遠く離れた場所からもお客さんたちがやってきます。 児童館の職員、木下真由(きのした まゆ)さん(47歳)は、そんな人気のプラネタリウムで星のガイドをする仕事を続けています。