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シン・エヴァンゲリオン劇場版 緒方恵美Amazon 黒波はビンタしないやさしい子「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されておよそ3週間が経った。映画は大ヒットしており実にめでたい。Twitter、感想ブログ、Cinemascapeなど、我ながら狭い観測範囲ではあるものの世間の反応を見るに概ね好評、絶賛も少なくない。気持ちよくスッキリと成仏、昇天なさった方々も多いようだ。シンエバよかったよね。よかったよな。エバンゲリオンありがとう。おめでとう(拍手)。もちろん大ヒット公開中のドサクサの最中であり、世間の反応の本当のところ、絶賛と酷評のリアルな比率はまったく判らない。ただ、わたくしの目に見える範囲では多くが絶賛。酷評はごく少数だ。 シンエバを観たわたくしはまったく成仏も昇天も解脱もできなかったので、なんだか損したような気がしている。先日の感想でも、動揺を隠せなかった。 pencroft.ha
庵野監督による新劇場版の「所信表明」が発表されたのが2007年。当初は4部作を2年で公開する予定だったというのが驚きですね……。たび重なる公開延期で、実に14年越しの完結編となりました。 エヴァが終わるのは、実は今回で3度目。1度目は、1996年放送のTVアニメシリーズの最終回。2度目は、その最終回を作りかえた1997年公開の旧劇場版『Air/まごころを、君に』。そして3度目が、新劇場版の完結編である今回のシン・エヴァです。 エヴァは過去2度のラストで、我々ファンに衝撃を与えてきました。リメイクではなくリビルド、再構築であると宣言されて始まった新劇場版が、果たしてどんなラストを迎えるのか。全世界のファンが固唾を飲んで見守ってきた14年間といえるでしょう。 ……いや14年て! 長いよ! リアル「Q」状態でもう「序」の内容忘れちゃってるよ! そんな我々の声が届いたのかはわかりませんが、シン・エ
2021年3月8日、延期に延期を重ねた映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」がついに公開となった。初日から2週間の興行収入は50億円に迫り、観客動員数も322万を突破。これについて文春オンラインという一般メディアが音楽家である自分に原稿を依頼してくることからも作品が社会現象となっている事実が窺える。 だが25年の長きにわたって生き続けたエヴァとその完結について何かを書くのは非常に難しい。すでに公開当日からネットでは数々の考察が飛び交っているし、「私とエヴァンゲリオン」とも言うべきその人自身の人生と作品を照らし合わせた文章も数多く公開されている。 まずは無難に作品を振り返ってみようと思う。 次回予告が絵コンテ状態…物議を醸したTV版 最初にエヴァが大きく物議を醸したのは1995年10月から翌年3月にかけて放送されたTV版の終盤における展開だった。次回予告から徐々に動きが削られていき、つい
2021年3月8日、緊急事態宣言の発出とその延長につられる形で、延期に延期を重ねた『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以下『シン』)が公開された。 (画像は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報3【公式】 – YouTubeより) 今回の『シン』の前作にあたる『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(以下『:Q』)が公開されたのは2012年であり、直近の作品からですら9年もの時が経っているという事実に軽いめまいすら覚えそうになるが、本作が完成するためにはこの時間が必要だったのだろうと、観終わった今、実感としてそのように思う。 2007年から始まり14年の時をかけて完結を迎えた新劇場版プロジェクト、その完結編としての『シン』は、1995年に放映開始されたTV版、1997年に公開された劇場版(旧劇場版)すらをも包括し、終止符を打つ、「さらば、全てのエヴァンゲリオン」というコピーに偽りなしの堂々たる
※この記事には、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『風立ちぬ』に関するネタバレが含まれています。未見の方は注意ください。 アニメーションの手本を示してくれた人 「庵野は血を流しながら映画を作る」 NHK総合公式サイト内の、『「プロフェッショナル 仕事の流儀」庵野秀明スペシャル』(3月22日 午後7時30分 放送予定)ページに記された宮崎駿の言葉だ。 庵野秀明が宮崎駿を師のひとりと仰いでいるのは有名だが、実際に師事した作品は意外に少ない。それでもこうした言葉が重く響くのは、宮崎と庵野の間に、ただ教え、教わるだけの師弟を超えた濃密な関係を感じるからだ。師弟であり、かつては仮想敵でもあったという2人の関係を、これまでの記事や発言をもとに紐解いてみよう。 先に、実際に師事した作品は少ないと記したが、主だったものとしては、庵野が巨神兵の原画を務めた『風の谷のナウシカ』(1984年)、庵野が主人公
庵野秀明 プロフィール 庵野 秀明(映画監督、アニメーター) 1960年生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像計画学科出身。 2006年よりスタジオカラー代表。 監督作『トップをねらえ!』『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』など Twitter:株式会社カラー@khara_inc ホームページ:庵野秀明公式ウェブ (以下、会見録) 2000.12.5 人研 お忙しい中本当にありがとうございます。それでは早速会見の方に入らせていただきます。今回庵野さんにお会いしたいと思ったのは、縁がありまして、DAICONフィルムを高校時代に見る機会があったんですよ。これを撮ったのが大学生だと聞かされてものすごい驚愕したんですね。そこから庵野さんに注目し始めたんですけれど。エヴァンゲリオンにしてもラブ&ポップにしても、DAICONフィルムの頃の自主制作の手法を僕は感じたんですね。そういうところのこだわりに
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を初日朝7時の回で鑑賞。そのすぐ後に『シン・エヴァ』を絶賛するオタクや、『シン・エヴァ』は0点だとこき下ろすオタクたちと4時間ほど話をしました。その中であらためて思ったのが、「エヴァンゲリオン」という映像作品に向けられる私(私たち)の愛情が、実に様々だということ。 「エヴァンゲリオン」という映像作品は、様々な願いで作られています。 自分の正直な気分というものをフィルムに定着させたいという願い。 アニメーションが持っているイメージの具現化、表現の多様さ、原始的な感情に触れる、本来の面白さを一人でも多くの人に伝えたいという願い。 疲弊しつつある日本のアニメーションを、未来へとつなげたいという願い。 蔓延する閉塞感を打破したいという願い。 現実世界で生きていく心の強さを持ち続けたいという願い。 今一度、これらの願いを具現化したいという願い。 Yahoo! JAPA
2016年、「シン・ゴジラ」を観たときにふと思ったことがあった。 庵野秀明は、もうエヴァンゲリオンを創れないんじゃないか、と。 「シン・ゴジラ」は絆の物語だった。震災(ゴジラ)という巨大な脅威に人々が立ち向かう物語。省庁の垣根を超え、官民の垣根を超え、現場と会議室との垣根を超え、国と国との垣根を超え、人々は連帯し、協力し、共闘する。 人と人との間にある見えない壁を、A.T.フィールドを超えて、人と人とが繋がり脅威に立ち向かう物語。それが「シン・ゴジラ」だった。 そしてそれは、素晴らしい物語だったとも思う。筆者も劇場で何回か観て、その後もBDディスクを購入し何十回と観ている。特に陳腐化しつつあったゴジラという怪獣を、震災という記憶に新しいイメージに乗せて蘇らせたところは鮮烈としか言いようがない。1954年の人々が初代「ゴジラ」に感じた衝撃と近いものを「シン・ゴジラ」を観た我々は感じることがで
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 この記事では宇部興産という企業に注目しつつ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の新しい作品解釈を提示します。記事の約6割が宇部興産の説明、残りがエヴァの感想と解釈で構成されています。 筆者が宇部興産に着目した経緯初見で釈然としなかった部分 映画の前半の主な舞台は第三村という名前の村だ。シンジ、綾波、アスカは放浪の末にこの村にたどり着く。前近代的な手作業による農業を主産業とするこの奇怪な村で、綾波が農作業や挨拶を通じて社会性を高めたり、シンジが鬱状態から立ち直ったり、トウジなどのキャラクターが登場したり、心温まる(?)エピソードが続く。 しかし結局補給を受けられない綾波はポンジュースになってしまう。アスカは「村は守る場所であって居場所ではない」と言って最初から最後まで村の人々や村での
初めに、この度の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)被害に遭われた皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。 この度、2020年6月27日(土)に公開を予定しておりました、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』につきまして、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大による国内外の未曾有の事態を受け、慎重に検討を重ねた結果、公開日の延期を決定いたしました。 楽しみにしていただいている皆様へ、予定通り作品をお届けすべく尽力して参りましたが、このようなご報告となりましたこと、深くお詫び申し上げます。 今後の公開予定に関しましては、決定次第、速やかに『エヴァンゲリオン』公式サイト、公式SNSにてお知らせいたします。 なお、ご予約いただきましたグッズ付きムビチケカードにつきましては、延期した後の公開でもご使用いただけます。 受け取りなどの詳細は、ご予約いただきました各販売ページをご確認ください。
「風の谷のナウシカ」のオーディオコメンタリーがヤベェ https://t.co/lp9MjRKzAv
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 西暦2020年公開 エヴァがついに完結する。 2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。 人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。 シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。 人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。 スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新し
100年に一度の大変革の時代。トヨタは「モビリティカンパニー」にモデルチェンジしていきます。「未来のモビリティ社会」の実現を目指しながら、これまで以上に「愛車」にこだわり続け、「もっといいクルマ」をお届けしていきます。
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